歴史と革新が融合する古屋旅館の新社員寮、働きやすい環境づくりを推進

古屋旅館の新たな一歩

静岡県熱海市に位置する創業1806年の老舗宿「古屋旅館」が、4月に新たな社員寮「坂の上アパートメントメイン棟」を設立しました。このプロジェクトは、従業員の快適な環境を整えることで職場の定着率を高めることを目的としています。今回はこの新しい社員寮と、古屋旅館が取り組む働きやすい環境づくりについて詳しくお伝えします。

新しい社員寮の特徴

古屋旅館の目の前にある自社ビルを利用した新しい社員寮には、スタイリッシュで居心地の良いデザインが施されています。全ての部屋には家具や家電が備えられ、入居者が快適に生活できるよう配慮されています。部屋のデザインには「癒しと軽やかさ」をコンセプトにした色調や照明が使われており、温かみのある空間が演出されています。

各部屋の魅力

以下は、新寮の各部屋の特長です。

- Room1: 温もりを感じるデザインで、独立した洗面台や調理設備も完備。
- Room2: 窓から明るい光が差し込む癒しの空間で、ウォシュレット付きのトイレを用意。
- Room3: 木目調のインテリアが落ち着いた雰囲気を醸し出し、使いやすいキッチンも設置。
- Room4: 大きな窓から明るい光が入り、壁紙やインテリアにもこだわったデザイン。

これらの部屋には、従業員の安全を確保するための強固なセキュリティシステムも導入されています。従業員が安心して生活できる環境が整えられていることが、自社の人気向上につながっています。

働きやすい環境づくりの取り組み

古屋旅館では、過去数年にわたり、従業員が働きやすい環境を実現するため様々な施策を講じてきました。この取り組みは、人材育成や労働環境の改善を目指しています。

具体的な施策としては、2020年にデザイナーズ女子寮を新設したことや、2024年には熱海駅近くに新たな社員寮を開設予定です。また、業務効率を高めるために「クラウド型ビジネスチャットツール」や「クラウド型動画マニュアル」を導入し、従業員のスキル向上に繋げています。

これにより、古屋旅館の新卒離職率は8.3％と低く推移しており、全国平均の新規高卒者37.0％、新規大卒者32.3％と比較しても大きく下回っています。この数字は、古屋旅館が職場環境を改善し、社員が安心して働ける条件を提供していることを示しています。

内田宗一郎のメッセージ

代表の内田宗一郎氏は、古屋旅館が「世界に誇れる日本の老舗旅館」であり続けることを強く願っており、歴史と伝統を大切にしながらも、時代に合ったサービスを追求しています。従業員の幸福や地域経済の発展に寄与するため、今後も新しい取り組みを進めていく考えを示しています。

まとめ

古屋旅館の新社員寮「坂の上アパートメントメイン棟」の設立は、従業員の働きやすい環境づくりに向けた重要なステップです。今後とも、従業員が安心して生活できる場所を提供し、その結果、より良いサービスをお客様に提供できるよう、さらなる努力が期待されます。熱海に根付くこの老舗旅館の新しい試みを応援したいですね。