全員マネジメント推進の新戦略「ヘルプシーキング」とは
現代の日本企業が抱える課題の一つに、社員が助けを求めることが難しいという文化的バイアスがあります。この問題を打破するために、株式会社NOKIOO(本社:静岡県浜松市)は新たなマネジメントのスタイル「全員マネジメント」を提唱し、その中心要素として「ヘルプシーキング」を体系化しました。これは、組織内での連携を促進し、一人一人が力を合わせて高パフォーマンスを発揮するためのビジネススキルとして位置づけられています。目指すのは、2025年に開催されるオンラインセミナーにおいてこの取り組みを初公開することです。
ヘルプシーキングの重要性
NOKIOOが実施した調査によれば、84.6%の働き手が役職や職域に関係なく全員がマネジメントに関与するスタイルの必要性を認めながらも、実践しているのはわずか66.8%というギャップが浮き彫りになっています。特に注目すべきは、ヘルプシーキングと対話の重要性です。双方が連携することで、組織のパフォーマンスやエンゲージメントが向上することが統計的に明らかになっています。
助けを求められない文化
日本企業において「助けを求める」行為が「弱みを見せること」とみなされてしまう傾向は、この問題をより複雑化させています。この文化的バイアスを解消し、ヘルプシーキングを推進することがNOKIOOの目標です。この取り組みは、単なる理論ではなく組織戦略として実践可能な形で具現化されています。
全員マネジメントの実践例
NOKIOOは「全員マネジメント」を実現するための7つの行動を定義しています。その中でも「助け合い、連携して新しい価値を生み出す」ためには、具体的なスキルと仕組みが求められます。ヘルプシーキングは、個々の行動がチーム全体の成果に直結する戦略的な手法として注目を集めています。
心理的安全性の構築
ヘルプシーキングでは「助けを求める」という行為を組織内で強さとして再定義し、心理的安全性を確保します。これにより、社員は自身のスキルを活かしつつ、相互の信頼を築くことができます。
学習文化の促進
また、ヘルプシーキングを通じた知識の共有や集合知の活用は、組織の学習文化の醸成にも貢献します。これにより、チーム全体が連携しながら成長する手助けが可能になります。
パナソニックの組織改革
NOKIOOはパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社の組織改革にも関与しており、特にエンゲージメント調査で見つかった「関係性」に焦点を当てています。NOKIOOは、ヘルプシーキングをテーマにしたワークショップや社内勉強会を通じて、パナソニック内でのヘルプシーキングの認知を向上させる活動を行っています。
組織変革への道
この具体的なアプローチは、営業成績向上や業務の効率化など、他の日本企業にも参考にされ得る内容です。特に、「現場主導でのパフォーマンス向上が自然発生する」組織文化を作り出すことが期待されています。
今後の展望
2025年9月10日に開催されるオンラインセミナーでは「“連携し合う組織”がエンゲージメントの質を変える」と題し、NOKIOOの取り組みが紹介されます。無料で参加でき、様々な視点からヘルプシーキングについて深く知ることができる貴重な機会です。
このセミナーを契機に、NOKIOOは「共創があふれる社会」を実現すべく、日本企業の組織改革に向けた施策を本格的に展開していきます。
最後に
ヘルプシーキングは単なるコミュニケーションの改善を超え、日本企業の構造的課題への戦略的な解決策です。この取り組みが、日本企業を自律型組織への変革に導く第一歩となることを強く期待しています。私たちは、仲間と共に新しい社会を築いていくための努力を続けます。