子どもたちが創る未来のまち、磐田駅前の新しい挑戦
2025年7月21日と8月24日、静岡県磐田市で「SUNABANASHI Iwata #1」が開催されました。このイベントは、株式会社ソミックマネージメントホールディングス(ソミックMHD)とSUNABA inc.が共同で進めるもので、子どもたちが地域の未来を考える機会を提供することを目的としています。
開催の目的
このプログラムは、少子化や都市構造の変化により、子どもたちが地域社会で主体的に学ぶ機会が減少している現状に対応するものです。ソミックMHDは「次世代へ笑顔をつなぐ」という理念のもと、地域の人々が創造的に未来に挑戦できる社会を目指しています。
「SUNABANASHI」は、子どもたちが自分の街の課題を見つけ出し、解決策を考える参加型教育プログラムです。この取り組みは、福岡市や金沢市などで成功を収めており、磐田でも新たな地域づくりを目指しています。
プログラムの流れ
Day1: 知る
初日には、地元企業や市職員による磐田駅前の現状についての説明が行われました。座学で市の課題を学んだ後、実際に地域を歩き、社会的な課題を見つける現地調査を行います。
Day2: 考える
Day1から約1か月後、参加者は自身で磐田駅以外の駅や商業施設なども調査。データに基づいて課題を分析し、専門家とのオンラインミーティングを通じてアイデアの掘り下げを行いました。
Day2: 解決する
最終日には、参加者が自分のアイデアを磐田市の関係者の前で発表。発表には、費用や実現可能性を含む具体的な提案が求められました。 参加者は一人ひとり熱心にプレゼンを行い、フィードバックを受けました。
最優秀賞アイデア
小学6年生が提案した最優秀アイデアは、「ぶつぶつ交かん会」。駅前のシャッター街を活性化するために、地域の人々が物とメッセージを交換する場を作るという内容でした。このアイデアは、環境への配慮と地域のつながりを強化する視点が高く評価されました。
参加者の声
アンケートでは、96.6%の保護者がプログラムに満足していると回答。また、約86%が子どもたちに新たな興味や発見があったと答えています。
参加した保護者からは、「自分で調べて資料を作成できるとは思っていなかった」との声も寄せられ、子どもたちの成長を実感した様子がうかがえました。
どろだんご先生からのコメント
SUNABANASHIの取り組みに対し、どろだんご先生は「子どもたちが自分の言葉で思いを伝える姿に感動した」と述べ、今回の経験が彼らの未来につながることを祈りました。
今後の展望
ソミックMHDは、地域課題解決に向けた取組みをさらに継続し、新たな社会貢献とともに次世代人材の育成に努める考えです。来年以降もこのプログラムを実施し、多くの子どもたちが地域の未来を描いていく姿を見守っていきます。
開催概要
- - 名称: SUNABANASHI Iwata #1
- - 日時: Day1 2025年7月21日、Day2 2025年8月24日(各日 10:00–17:00)
- - 会場: 磐田駅前エリア、SOMIC N1 lab Iwata
- - 参加者: 小学4〜6年生 28名
- - 主催: SUNABA inc.、株式会社ソミックマネージメントホールディングス
- - 協賛: 遠州鉄道株式会社など多数
- - 後援: 磐田市、磐田市教育委員会
終わりに
次世代を担う子どもたちの成長と地域の未来にかける熱意が結集した「SUNABANASHI Iwata #1」は、多くの人々に感動を与える取り組みでした。今後も彼らの挑戦が続くことを期待しています。