廃プラスチックの再利用
2025-08-13 16:37:20

エンビプログループが廃プラスチックのケミカルリサイクルに挑戦

エンビプログループが廃プラスチックのケミカルリサイクルに挑戦



静岡県富士宮市を本拠地としている株式会社エンビプロ・ホールディングス(代表取締役社長:佐野富和)は、連結子会社である株式会社ブライトイノベーションと共に、千葉県袖ケ浦市で実施されている廃プラスチック類のケミカルリサイクル実証事業に参画しました。これは、環境省が推進する脱炭素型循環経済システム構築に向けた取り組みの一環であり、廃プラスチックの新たな利用方法を探る重要なプロジェクトです。

実証事業の概要



この実証事業では、荏原環境プラントの独自技術「ICFG®内部循環流動床ガス化システム」を利用し、廃プラスチックを熱分解するプロセスが中心となります。生成される油やガスはプラスチック製品の製造原料として再利用される可能性があります。このプロジェクトは現在、1日あたりおよそ1トンの廃プラスチックを処理する実証プラントで運営されており、技術の検証やシステムの最適化、安定した運営の確認が進められています。

営業運用と知見の蓄積



新たな廃プラスチックの管理業務に関しては、比較的処理の容易な廃プラスチックから、建築廃材などの汚れた廃プラスチックまで多岐にわたります。エンビプログループは、これらの廃棄物から得られる生成油やガスの品質を把握し、さまざまなデータを元に品質向上や安定稼働のためのノウハウを構築していく予定です。

産官学の連携による社会実装への道



エンビプロ・ホールディングスは、荏原環境プラントとの協力を基に得られた知見をもとに、産官学との連携を強化しています。これにより、ケミカルリサイクルの社会実装に向けた新しい取り組みを進め、持続可能な社会を構築するためのスキームを作成することが目標です。今後、技術が確立した暁には、商業的な展開や拡大も見込まれるでしょう。

重要な一歩としての位置付け



このプロジェクトは、廃プラスチック問題の解決に向けた第一歩であり、環境への影響を軽減する可能性を秘めています。エンビプログループは、未来の資源循環型社会の実現に向け、引き続き革新的な技術の開発と実現に全力を注ぎます。

今後の進捗や詳細については、エンビプロ・ホールディングスの公式ウェブサイトやお問い合せ窓口を通じて随時更新していきます。持続可能な未来を手に入れるため、地域や企業と連携した取り組みが今後の鍵となるでしょう。


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