静岡市の次世代人材育成事業が育む若き起業家
静岡市を拠点に活動するEXPACT株式会社(エクスパクト)が、この度受託した静岡市次世代人材育成事業において、全19回の“起業家によるキャリア教育出前講座”を実施しました。今年度は8校にて約850名の学生が参加し、起業に関する知識や技術を学ぶ貴重な機会を得ました。
出前講座の目的と概略
この事業の主な目的は、若者のアントレプレナーシップを育成し、起業家精神を醸成することです。学生たちに必要な資質やスキルについて学ぶことで、将来のビジネスの世界で活躍するための基盤づくりを支援しています。静岡市から委託を受けたエクスパクトは、無償で起業家によるアントレプレナーシップ講座を提供。各学校のニーズに応じた講師とのマッチングや講義内容の調整を行っています。
来年度の参加校を募集中
来年度も同様に、この起業家教育出前講座の開催を予定しており、静岡市内の中学校や高校向けに参加校を募集しています。対象は市内の中学校・高校に加え、小学校高学年や専門学校、大学も含まれます。参加を希望される際は、指定のフォームからお申し込みが可能です。
今年度の実施内容
今年度は特に好評で、静岡市内の中学校や高校、大学の8校で全19回にわたり講座を実施しました。参加人数は約850人にのぼり、起業に興味を持つ学生が238人。多くの学校では連続講座を希望されるなど、起業アイデア創出まで講義が展開されました。
参加した学生の声を聞くと、「起業家という職業を学ぶ機会ができた」「夢を追うきっかけになった」「起業は難しいはずなのに、高校生でもできるかもしれないと知り選択肢が広がった」との感想が寄せられました。また、「好きを突き詰める」という言葉が勇気になったという声もあり、非常にポジティブな影響を与えたことが伺えます。
次世代人材育成事業の全体像
静岡市の「次世代人材育成事業」は、スタートアップの拡大やイノベーションの創出を目指し、次世代の学生を対象に、起業についての学びやアントレプレナーシップの育成を行っています。今年度は出前講座のほか、起業体験プログラムや経営者セミナー、専門人材育成プログラムの4つの軸で展開されました。このような取り組みによって、市内でスタートアップが活躍しやすい環境を整備しています。
EXPACT株式会社の髙地 耕平代表取締役は「次世代の人材を育成し、静岡が起業のハブとなることを目指しています」と語っています。
このように、スタートアップや起業家支援に投資することで、静岡市の次世代の可能性が広がっています。
会社概要
EXPACT株式会社は、静岡県浜松市に本社を置き、資金調達支援や人事制度構築、広報PR支援など、起業家やスタートアップ向けの事業を展開しています。2018年7月に設立て、地域の起業家支援を牽引しています。