経理の日の実態
2025-04-02 10:18:29

経理の日に明らかになったバックオフィス業務のリアルな声と課題

経理の日の実態調査:バックオフィス業務の声



3月31日は「経理の日」です。この日を機に、経理や財務に従事するビジネスパーソン426名に対して実施した調査結果が発表されました。調査を行ったのは、静岡県浜松市に本社を置く株式会社Wewillです。同社は、幅広い企業のバックオフィスの生産性向上を目指す「SYNUPS BACKOFFICE」を展開しています。

調査の目的は、経理・財務部門のバックオフィスの働き方や実態を把握し、そこから見える課題や要望を浮き彫りにすることでした。以下に、主要な調査結果を詳述します。

TOPIC 1:業務のやりがい



約51.7%のビジネスパーソンが仕事にやりがいを感じているという結果が出ました。やりがいを感じる瞬間として最も多かったのは「人間的な成長を感じた時」で、次いで「周りから感謝された時」「新たなスキルを獲得できた時」と続きます。これらの結果は、バックオフィス業務が表に出ることが少ない中でも、自己成長やスキル向上がモチベーションになっていることが示唆されています。

また、働く上で最も重要視される点は「職場の雰囲気や文化」で、これは29.1%の人が挙げました。業務の内容が目に見えにくいバックオフィスでは、チームの協力や職場環境が働きやすさを生む重要な要因となります。さらに、効率的な業務分担や業務の可視化は、職場のストレスを減少させるためのカギといえるでしょう。

TOPIC 2:ストレスの実態



次に、約67.4%の回答者がストレスを感じていると答えました。その理由のトップは「人手不足からくる業務負荷」で、次いで「低い給与水準」「ルーティンワークのマンネリ感」が上がりました。人手不足は特にバックオフィス業務における大きな課題で、限られた人材で多くの業務を処理する必要があるため、結果的に業務の偏りや過剰な負担が生じていると考えられます。

このように、業務負荷と報酬の不均衡がストレスを助長し、キャリア成長の不透明さがさらなる不満を生んでいるのです。従業員がしっかりとしたサポートを受けられないことは、長期的には企業の離職率にも影響を及ぼす要因となるでしょう。

TOPIC 3:キャリアアップの実態



興味深いことに、約58.2%の人がキャリアアップに関する明確な目標を持っていないと答えました。また、キャリアアップのための具体的なサポートが「特になし」と答えた人は43.0%でした。このように、多くのバックオフィスの職場ではキャリア支援の制度が整っていない可能性が高いと考えられます。

ルーティン化が進むバックオフィス業務では、スキルアップの機会が限られがちなため、成長を促進するための支援がされにくい環境が整っています。これにより、従業員の成長意欲が低下し、最終的には長期的な人材確保に繋がらない可能性が高くなります。

総括



今回の調査から、バックオフィス業務における働きがいや課題が明らかになりました。ポジティブな成果として約半数の従業員が業務にやりがいを感じ、特に自己成長や他者への貢献がその要因とされています。一方、約7割の人がストレスを抱えており、その原因には人手不足や報酬の低さ、マンネリ化が挙げられています。

自己成長を促進する新しい機会や業務負荷の軽減、職場環境の改善が求められていることは間違いありません。また、キャリアアップを支援する具体的な制度や公平な報酬体系の構築が、従業員のモチベーションや定着率向上につながると考えられます。バックオフィス業務の現状を見直し、より働きやすい環境を整えていくことが今後の課題です。

調査概要


  • - 調査対象: 東京都内に勤務する経理・財務職に従事する20〜50代の男女426名
  • - 調査期間: 2025年3月13日(木)~3月18日(火)
  • - 調査方法: インターネット調査

企業情報


株式会社Wewillは静岡県浜松市に本社を構え、特に経理業務の効率化を目指す企業です。よりクリエイティブな業務に取り組める環境を目指しており、バックオフィスの生産性を向上させるためのさまざまなソリューションを提供しています。


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