静岡に新たな観光名所登場
静岡県南伊豆町に、灯台のキャラクターを搭載したおしゃべり自動販売機が設置されました。この取り組みは、地域活性化を目的とした『燈の守り人』プロジェクトの一環であり、人気のある観光名所である石廊埼灯台に新しい魅力を加えています。
除幕式に華を添えたおしゃべり自販機
2025年11月22日、石廊崎オーシャンパークの駐車場にて開催された除幕式には、南伊豆町の岡部克仁町長やプロジェクトの総合プロデューサーが出席し、盛大な祝いの場となりました。町長は「景観を守るために約1年かかった」と、自販機設置までの苦労を語りました。
また、ダイドードリンコの入谷シニアマネージャーは「初の設置を皮切りに、全国に広げていきたい」と意欲を示しました。除幕式では、町長が自販機のボタンを押すと、石廊埼灯台のキャラクターが元気に語りかけ、訪れた観光客から歓声があがりました。
ストーリーが感じられるおしゃべり自販機
『燈の守り人』は、全国の灯台を擬人化したキャラクターで、静岡県内では3基の自販機が稼働中です。最初は伊東市の門脇埼灯台、次に御前崎市の御前埼灯台、それに第3弾として登場したのが石廊埼灯台です。これらはそれぞれの灯台の文化や歴史を反映した個性豊かなキャラクターです。
おしゃべり自販機では、飲み物を購入すると、キャラクターのボイスでその灯台のことを語りかけてくれます。旅の疲れを癒してくれるこの自販機は、観光客にとって新しい体験を提供します。
地元に根付く灯台キャラクターの魅力
石廊埼灯台は明治4年に建設され、静岡の海の安全を見守る重要な役割を担っています。この灯台のキャラクターは、声優の上田瞳さんが担当し、ボイスドラマやYouTubeチャンネルでも彼女の声を楽しむことができます。これにより、灯台の魅力を多角的に伝え、地元に愛される存在として親しまれることを目指しています。
関係者たちは、今後もこのプロジェクトを通じて地域の魅力をさらに発信し、静岡の観光地を盛り上げていく考えです。
地域振興の新たな一歩
自販機の設置は、地元の観光資源を生かす新たな手段でもあります。観光客は自販機を通じて地元の文化に触れ、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。