万城食品グループが経営管理プラットフォーム「DIGGLE」を導入
静岡県三島市に本社を構える万城食品グループは、経営資源の戦略的な投資判断をサポートするプラットフォーム「DIGGLE」を2025年8月から本格導入することを発表しました。この取り組みは、経営体制の向上を目指す重要なステップです。
DIGGLE導入の背景
万城食品グループは、現在の経営環境において精緻な管理が必要であることを認識し、各種システムからのデータ集計に多くの時間がかかっている状況を改善するためにDIGGLEの導入を決定しました。これまで会計システムなどから出力されたデータを手作業で集約し、表計算ソフトで加工する作業は、非常に手間がかかるものでした。このような旧態依然とした方法から脱却し、データの一元管理と効率化を図ることが求められていました。
期待される導入効果
DIGGLEを導入することによって期待される主な効果は以下の通りです:
1.
販売計画の精緻化:製品や顧客ごとに詳細な販売計画を策定し、その精度を高めることで、販売計画がより具体的で信頼できるものになります。
2.
差異分析の効率化:計画と実績のギャップを迅速に分析し、どの製品が、どの顧客に対してどれだけずれたかを即座に把握できる体制を確立します。
3.
業務負担の軽減:データの収集、集計、レポート作成にかかる手作業が減ることで、担当者の負担軽減と報告スピードの向上が実現します。
4.
非財務KPIの管理:経営指標を非財務的なKPIと紐付けることで、組織全体のパフォーマンス向上に寄与します。
5.
成熟した業務プロセスの構築:データに基づいたプロセス設計を行い、KPI管理や予算管理の仕組みを改善します。
DIGGLEの評価
今回DIGGLEを選定した理由として、信頼性の高い会社であること、製品や得意先別の詳細な分析が容易で、財務指標と非財務指標を組み合わせた分析ができる点、分かりやすいUI/UXなどが挙げられています。また、専任のサポートがあり、業務設計への期待も寄せられています。
経営企画室のコメント
万城食品ホールディングスの経営企画室、田村芳政氏は「DIGGLEの導入は、単なる管理の効率化ではなく、経営戦略に根ざしたESG(環境・社会・ガバナンス)の観点からも重要です。属人的な集計や直感での判断を排除し、数字に基づく思考を用いて課題を明確にし、迅速なPDCAサイクルを実現できるでしょう」と述べています。
万城食品グループについて
1952年に創業した万城食品グループは、静岡県三島市に本社を構え、わさびを中心とした香辛料・調味料の製造販売を行っています。企業理念は「もっとおいしく、もっとたのしく」で、様々な調味料製品を提供しています。
DIGGLE株式会社について
DIGGLE株式会社は、「経営資源の戦略的投資判断を支える」という使命を持ち、さまざまな経営管理ツールを提供しています。今後も成長が見込まれる経営管理市場で、その役割を拡大していくことを目指しています。