静岡の茶殻を再利用したペット用品で持続可能な未来を目指す

株式会社コーチョーが新たに設立した「Kocho’s Happy Cycle Action」は、環境問題への意識を高めるための取り組みです。このプロジェクトは、廃棄物をゼロにすることを最終目的とし、地域の資源である茶殻をリサイクルしてペット用品を開発しています。静岡県富士市を拠点とするコーチョーは、地元産業の課題と向き合い、廃棄物を新たな価値に変える製品造りに挑戦しています。

茶殻のアップサイクル

静岡は日本有数のお茶の産地ですが、製造過程で生じる茶殻は廃棄物とされてきました。しかし、コーチョーはこの茶殻に含まれるカテキン成分に着目し、猫砂としての可能性を広げました。「茶葉まるごとin帰宅後もニオイ気にならない砂」は、茶殻を有効利用した新しい製品で、環境に優しい選択肢をペットオーナーに提供します。

環境意識を高める

この製品はペット用品としてだけでなく、地元の茶産業活性化にも寄与することを目指しています。『廃棄物が無くなる＝製品を作れなくなること（終売）』をゴールに、コーチョーは地域循環型の仕組みを育て、持続可能な社会を実現しようとしています。このプロジェクトを通じて、消費者にもリサイクルや環境保護についての意識を向上させ、より良い未来を考えるきっかけを提供したいとのことです。

地域経済への貢献

地元のお茶を使った商品を生み出すことで、地域の経済にも良い影響を与えることが期待されています。地場産品であるお茶に新たな価値を生み出し、地域の環境や経済の持続可能性を高めることが、このプロジェクトの重要な要素です。さらに、コーチョーは、地域の皆さんとの協力を大切にし、共に課題を解決していく姿勢を持ち続けています。

これからの展望

「Kocho’s Happy Cycle Action」は、この取り組みを一過性のものにせず、持続的なプロジェクトとして展開していく方針です。今後も新たな製品開発を進めることで、廃棄物が無い社会を実現する商品サイクルの構築を目指すと同時に、消費者一人ひとりの意識改革を促していきます。コーチョーは創業以来、地域貢献を大切にしながら、新たな素材や技術を駆使した製品の開発に励んでいます。