橋本組が目指す未来の建設業
株式会社橋本組(静岡県焼津市)が8月29日に、協力会社会「橋友会」の会員企業とともに第19回目となる「ステップアップセミナー2025」を静岡県藤枝市で開催しました。このセミナーは、地方建設需要の減少や人材不足といった厳しい現状に対処するために設計されています。地域社会の持続可能な発展とともに、建設業全体の進化を目指す内容となっています。
セミナーの概要と目的
セミナーの第一部では、BIM(Building Information Modeling)をテーマにした講演が行われました。株式会社SEEZの代表取締役である大槻成弘氏が講師として登壇し、「Construction Transformation~DX時代の建設業をリードする挑戦~」という題名で、BIMの最新動向について解説しました。彼の講演では、欧州やシンガポールでは公共工事へのBIM導入がすでに義務づけられている一方、日本ではその導入が遅れている現状を示しました。
BIMの活用が地域の建設業界の生産性向上に寄与することが期待されています。特に設計段階でのエラーを減少させ、コストの削減や工期短縮、さらに品質向上を実現するBIMの重要性が強調されました。
橋本社長の講演
代表取締役社長の橋本真典氏は、「はしもとブランドの創出」と題した講演を行いました。静岡県内での仕事量が減少している現状を踏まえ、「仕事のある場所に積極的に出向き、得られた利益を皆で分かち合う」姿勢を強調しました。また、品質・コスト・納期・安全・環境を重要視し、ブランド力の向上が「受注に繋がる」ことを述べました。
さらに、コンプライアンスの徹底についても強調しました。大阪万博での未払い事例を挙げながら、橋本組は信頼関係を大切にし、「もらえないから払えない」というような商習慣を踏襲しない姿勢を明確にしました。こうした姿勢が、「橋本ブランド」の信頼性を支えていると、橋本社長は力強く語りました。
懇親会での交流
セミナー後には懇親会が開催され、協力会社同士の交流が活発に行われました。この場で信頼関係を構築し、連携を深めることができました。橋本組は、地域に根付いた確かな技術・倫理をもって、協力会社とともに変革を推進する姿勢を明確にし続けています。
BIMの重要性について
BIM(Building Information Modeling)は、建物を三次元でモデル化するだけではなく、工程・コスト・維持管理の情報を一元管理できる仕組みです。この技術を取り入れることで、設計段階でのエラーや手戻りを減少させることが可能で、結果としてコスト削減や工期短縮、品質向上に寄与します。
特に、欧州やシンガポールでは公共工事でのBIM利用が義務化されていますが、日本ではその導入がまだ行き届いておらず、業界全体での「共創モデル」の構築が急務だと指摘されています。
橋本組の情報
株式会社橋本組は、大正11年に設立され、静岡県焼津市に所在しています。代表取締役は橋本真典氏で、同社は地域に根ざした建設業として、高品質な施工とサービスを提供しています。これからも安心して働ける環境を整え、共に成長していくことを目指します。
橋本組公式サイト
このような活動を通じて、橋本組は地域社会に貢献し、建設業界の進化を推進していくことでしょう。