静岡県が次世代エアモビリティの社会実装に向けた新たなステップ
静岡県とIHIは、次世代エアモビリティであるeVTOL(電動垂直離着陸機)の社会実装を推進するため、連携協定を締結しました。この協定は、2023年8月27日に発表され、屋上設置型の離着陸場の具体化を目指すものです。
この取り組みの背景には、2050年に向けた持続可能な交通手段の模索があります。静岡県は、独自に策定した「次世代エアモビリティ導入促進ロードマップ」を示しており、これに基づくプロジェクトが進行しています。具体的には、ユースケースに応じた社会実装の促進と、関連する産業の振興を計画しており、2030年までの商用運航開始を視野に入れています。特に目指しているのは、2029年度までの屋上設置型離着陸場の利用開始です。
IHI運搬機械株式会社は、IHIグループの一員で、ドローン技術を駆使した物流の改善など、先進的な取り組みを行っています。同社は2019年に、自動運転モビリティによる無人荷物受け渡しを実現し、その後も次世代エアモビリティの方向性を示す離着陸場の研究を続けています。こうした技術が静岡県のビジョンと合致したことで、本協定が結ばれました。
連携の内容
連携の内容は多岐にわたり、以下のポイントが挙げられます:
1.
離着陸場の整備および運用に関する課題の調査 - それぞれの技術と実用性を見極めるためのデータ収集。
2.
機体運航プロセスの検証 - eVTOL機の運航方法や安全性を確立。
3.
新たな制度やルールの策定に向けた取組み - 社会に受け入れられるための法整備を目指します。
4.
地域貢献と産業振興 - この技術を地元経済にどう生かすかの探求。
静岡県は、この協定を通じて次世代エアモビリティの実現に向けた具体的なビジョンを持ち続け、IHIとの連携を深めることを決定しました。
今後の展開
この協定は、静岡県内の交通の革新と地域振興にとって大きなステップとなるでしょう。未来の空域を舞台にした新たなビジネスチャンスは、地域経済の活性化にも寄与すると期待されています。IHIと静岡県は、今後も規制や制度の調整を行いながら、次世代エアモビリティの実現に向けた具体的な行動を進めていきます。
イメージ図では屋上に設けられる予定の離着陸場が描かれており、その未来的な姿は一種の夢のように思えるかもしれません。ですが、この取り組みが地元の人々に日常的な交通手段を提供し、時間の短縮を促進する可能性を秘めているのです。
IHIは、持続可能な社会の実現に向けた一環としてエアモビリティビジョンを掲げ、静岡県における社会実装を手がけていきます。この連携が実を結ぶことを期待し、次世代エアモビリティの未来に注目していきましょう。