新たな出発:『おてつたび』と東京経済大学の連携
株式会社おてつたびと東京経済大学のコミュニケーション学部が手を組み、学生と地域との新しいつながりを創出します。この2つの組織の連携は、地域の価値を見直し、学生に実践的な学びを提供することを目的としています。特に、地域の人手不足を解消するために、学生たちが主体的に関わる機会を創出します。
おてつたびの特徴とは?
おてつたびは、「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた新しい形のマッチングサービスで、参加者は人手不足に悩む地域の農家や宿泊施設に対してお手伝いをしながら、地域の魅力を体験することができます。この過程で、異なる文化や価値観に触れることで、参加者自身の成長にも繋がります。現在は、7万人の登録者と全国1,900事業者が参加しており、その中でも大学生の参加者が多いのが特徴です。
東京経済大学のコミュニケーション学部
東京経済大学のコミュニケーション学部は、実践的な知識を磨く教育を重視し、国際コミュニケーションやメディア社会学を軸に学ぶことができます。今回の連携により、学生たちは地域での実体験を通じて自分の進路に対する視野を広げることが期待されています。学部長の佐々木裕一氏は、こうした経験が学生たちに「人・商品・情報」がグローバルに移動する現代社会で活躍するための力を養うと強調します。
連携の目的
今回の提携は、キャリア教育の一環として学生に対して地域との関わりを深める機会を提供します。多くの学生がこの経験を通じて、今後のキャリアに影響を受けると考えており、その具体的な方法として、地域に滞在しながらの「働く」という体験に重きを置いています。このような実践的な学びは、自己理解を深めるのに役立つとともに、地域の魅力を再発見するきっかけにもなります。
おてつたびの可能性
おてつたびは、単なるマッチングサービスにとどまらず、地域課題の解決を目指す社会的企業としての側面も持っています。代表の永岡里菜氏も、自身の言葉を借りて「経験は、誰にも盗まれない」と語り、この取り組みに賭ける想いを披露しています。大学生が地域に入り込み、地域の人々と直接交流することは彼ら自身の成長を促すだけでなく、地域に新たな視点をもたらすことも期待されています。
まとめ
このように、『おてつたび』と東京経済大学の連携は、地域の魅力を再発見しつつ、学生にとっても貴重な経験を提供することが狙いです。今後の展開が楽しみです!地域活性化に向けたこの取り組みが、学生と地域双方にとって有意義な形で進展することを期待しています。