埼玉県小学校とファミリーマートが連携した食育プロジェクトの全貌

埼玉県での食育プロジェクト　ファミリーマートとの連携

埼玉県の小学校と人気コンビニエンスストア、ファミリーマートが手を組み、2025年の10月から11月にかけて、子供たちに向けた食育プロジェクトを実施します。このプロジェクトでは、SDGsに基づいた「食品ロス削減」をテーマに、出前授業とファミマフードドライブの食品寄付体験を組み合わせて行います。具体的には、さいたま市立常盤北小学校とさいたま市立徳力小学校の2校が対象です。

食品ロス削減の重要性

現在、日本では毎年およそ464万トンの食品がまだ食べられるにもかかわらず廃棄されています。特に家庭から生じる食品ロスはその半数を占めており、これは社会全体の問題として捉えられています。この現実を受け、ファミリーマートは埼玉県と連携し、地域の食支援や食品ロス削減に向けて活動してきた経緯があります。今回のプロジェクトは、未来を担う子供たちに、食品ロス問題の大切さを学び、自ら行動する力を育むことを目的としています。

プロジェクトの3つの特徴

1. 実践的な教育プログラム

プロジェクトは、埼玉県庁の職員を講師として招き、食品ロスの現状や日常生活でできる対策について分かりやすく解説します。また、ファミマフードドライブとして、校内で寄付を受け付ける仕組みも導入します。この実践を通じて、子供たちに意識を高めてもらいます。

2. 寄付を通じた体験

授業の後、学校内に設置される「ファミマフードドライブ寄付受付BOX」に、家庭で余っている食品を持ち寄ることで、実際に寄付する体験をします。この体験を通じて、自分の行動が他者の助けになっていることを実感し、参加する意義を理解するステップを踏みます。

3. 家庭や地域への普及

子供たちが学び得た知識や体験を家庭や地域社会に広めることで、親や地域住民の意識も変化することが期待されます。集まった食品は、ファミマフードドライブの協力パートナーを介して、支援を必要とする方々へ届けられる仕組みです。モダンな家庭教育として、学校が地域社会と繋がる役割を果たします。

実施スケジュール

このプロジェクトは、さいたま市立常盤北小学校が2025年9月から11月にかけて実施され、その後、さいたま市立徳力小学校で2026年1月から2月の間に行われる予定です。全校児童が参加する常盤北小学校の出前授業は9月25日に実施され、寄付受付BOXの設置は10月下旬から約3週間です。また、徳力小学校の出前授業は2026年1月下旬に行われる予定で、食品寄付体験は授業終了後から2月中旬まで続きます。

ファミマフードドライブとは

ファミマフードドライブは、家庭で不要になった食品をファミリーマートの店舗に寄付し、地域の子供食堂やNPOを通じて支援が必要な方々に届ける取り組みです。このプロジェクトに参加することで、地域社会を支える一助となることができます。

この食育プロジェクトを通じて、未来の世代が持続可能な社会を築くための第一歩となることを願っています。