静岡の高齢者支援に向けた一大事業提携が実現!
この度、スリーエス株式会社と静岡ガスリビング株式会社が業務提携を結び、静岡地域における介護サービスの質を高める新たな取り組みが始まります。提携により、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービス「しずケアホーム」が提供されることになり、要介護者が安心して自宅で生活を続けられる環境を整えることが目指されます。
提携の背景と目的
日本の高齢化が進む中で、65歳以上の人口は令和5年には29.1%に達するというデータがあります。この状況下、要介護者の数が増加しているため、在宅介護の需要が高まっています。静岡県でも後期高齢者が増えており、介護施設に頼ることなく自宅での生活を希望する人々の声に応えることが急務です。
スリーエスは、2019年から定期巡回事業を展開し、要介護者が自宅で生活できる選択肢を提供しています。また、静岡ガスグループは地域課題の解決に力を入れ、介護予防に向けた活動も行ってきました。今回の提携は、両社の強みを活かし、地域に暮らす高齢者の生活の質を向上させるための重要なステップとなります。
「しずケアホーム」サービスの概要
「しずケアホーム」では、介護職員と看護師が連携して1日に複数回、要介護者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行います。サービスは24時間体制で、夜間の急な対応にも対応可能です。具体的には、以下のようなサポートが行われます。
1.
定期巡回サービス:利用者の居宅を定期的に訪問し、入浴や排せつ、食事などの日常生活を支援。
2.
随時対応サービス:電話に応じて、利用者の必要に応じたサービスを手配。
3.
随時訪問サービス:オペレーターから要請があった際に、利用者宅を訪問し、生活のサポートを行う。
4.
訪問看護サービス:看護師が自宅を訪れ、療養上の見守りや診療の補助を実施。
これにより、要介護者の家族の負担も軽減されることが期待されています。静岡市内に事業所を設立し、2025年10月から本サービスがスタートする予定で、サービス開始後にはさらなる事業所の拡充も見込まれています。
地域貢献と地域密着の取り組み
スリーエス代表取締役の千田桂太郎氏は、「在宅生活は高齢者だけでなく、その家族や介護職のQOL向上にも寄与する」と述べ、地域に根ざした事業を展開する静岡ガスリビングとの提携により、より多くの方に自宅での生活の選択肢を広げる意義について語っています。
また、静岡ガスリビング株式会社の加藤力弥社長も、この提携を通じて地域課題を解決し、多くの方々に住み慣れた地域で安心して生活できる環境を提供していくことを述べています。両社の協力で生まれる「しずケアホーム」は、地域における新たな介護モデルとして期待されています。
未来に向けた展望
要介護者が安心して自宅生活を続けられるよう、スリーエスと静岡ガスリビングの業務提携は、ただのサービス提供にとどまらず、地域社会全体の福祉向上に寄与するものです。今後は、別の地域や他の介護事業者との連携も視野に入れながら、さらなるサービスの拡充を目指しています。これからも注目が集まる取り組みとなるでしょう。
静岡の新たな介護サービスがもたらす未来に、期待が高まります。