新たな整備士の魅力発信プロジェクト
自動車整備業界が抱える人材不足の問題に対応するべく、静岡県で注目のPRプロジェクトが始動しました。株式会社ナルネットコミュニケーションズがメインパートナーである東海自動車工業株式会社と共に、静岡県内の自動車整備工場や学校10社と連携し、整備士の魅力を再発見するイベントを展開します。この企画は、静鉄電車の車両広告を使用した新しい形の広報活動となっています。
整備士の重要性と現状
自動車整備士の重要な役割は、車両の安全性や機能を保つことにあります。しかし、現在の整備業界は深刻な人材不足に悩まされています。特に整備士の有効求人倍率が4.99倍という状況は、その需要の高さを物語っています。同時に、自動車整備専門学校への入学者数は18年前に比べて5,000人以上減少しており、将来的な人材育成が急務とされています。
モビノワの取り組み
2023年に始まった「モビノワ」は、これらの業界課題に対処するためのプラットフォームであり、整備工場への情報発信や経営支援、イベント開催など多岐にわたる取り組みを展開しています。今回の静鉄での広告ジャックもその一環であり、地域に密着した交通インフラを通じて、広く整備士の職業に関するメッセージを届けることを目指しています。
車両広告の概要
このPRイベントでは、静岡鉄道の「Clear Blue」カラーの車両1編成が広告ジャックの舞台になります。駅構内に設置される新聞型のフリーペーパーやWeb特設サイトでは、整備士が活躍する様子を豊富なビジュアルで紹介。駅利用者にとって、普段目にする機会のない整備士のリアルな姿に触れることができます。
掲出期間と広告内容
- - 出稿期間:2025年10月11日(土)~10月31日(金)
- - 運行エリア:静岡鉄道静岡清水線
- - 掲出場所:富士山を模した「Clear Blue」カラーの車両車内ポスター全枠(中吊り・窓上・ドア横)
このプロジェクトには、しずてつジャストラインや静鉄タクシーなどのパートナー企業も参加し、整備士の魅力や業界のポジティブなイメージを反映した広告が展開されます。
特設サイトの開設
また、2025年10月11日に公開予定の特設サイトでは、整備士に関する様々な情報や独自のコンテンツを提供。利用者は整備士という職業の多様な魅力を発見し、興味を持つきっかけとなることを目指しています。
(特設サイトURL:
mobinowa.com/mech)
今後の展望
このプロジェクトは静岡県の取り組みをモデルとし、今後は他の地域との連携も視野に広がっていく予定です。整備士の働く姿や現場の魅力を伝える新たな機会を創出し、業界全体のイメージ向上に寄与することを目指しています。
整備士の舞台裏に迫るこのプロジェクトに、ぜひ注目してください。