静岡市で園児安全を守る「こっちこっち®」導入の決定

静岡市での新たな取り組みとは

最近、静岡市が園児置き去り防止のためのアプリケーション「こっちこっち®」を導入することが決定しました。このアプリは、保育士から一定距離以上離れた場合にアラートを送信し、園児の安全を確保するためのものです。

なぜ「こっちこっち®」なのか

保育環境の安全性がこれまで以上に重要視されている中、特に送迎バス内での園児の置き去り事故は大きな課題です。静岡市は、2025年12月を見込んで、公立こども園41園に「こっちこっち®」を計48セット導入予定です。この取り組みは、園外保育時の見守り体制を強化することを目的としています。

新たな法整備

2023年4月から、送迎バスに置き去り防止装置を設置することが義務化され、政府は保育関連の安全対策のために補助制度を設けています。このような背景があり、「こっちこっち®」の登場となりました。

「こっちこっち®」の機能

「こっちこっち®」は、園児にBLEビーコンを装着し、スマートフォンを使ってアプリを起動することで機能します。これにより、保育士から指定距離を超えて離れた場合、スマートフォンやスマートウォッチにアラートが届く仕組みです。このテクノロジーにより、より安全な保育環境が確保できるのです。

他の地域での実績

すでに全国の公立・私立の保育施設で活用されている「こっちこっち®」は、非常に多くの成功事例を持っています。静岡市においても、このアプリケーションが地方自治体の保育環境を改善する一助となることが期待されています。

フォーカスシステムズとは

「こっちこっち®」を開発した株式会社フォーカスシステムズは、1977年に設立され、公共事業や通信分野などに特化したシステム開発及び運用を行っている企業です。最新のIoT技術やクラウド、AIを活用したビジネス展開も行っており、「テクノロジーに、ハートを込めて。」というスローガンの下、社員一人ひとりが情熱を持って取り組んでいます。