こどもわーく in 清水港2025の開催報告
今夏、静岡県清水港にて「こどもわーく in 清水港2025」が開催され、112組の親子が参加しました。このプログラムは、海洋産業について学びながら体験できる貴重な機会を提供しています。イベントは7月25日から8月23日までの夏休み期間を対象に行われ、参加する子どもたちは海とその周辺の仕事の重要性を学びました。特に、今年は新たに『港湾通信士』や『エスパルスドリームプラザの施設広報』など、斬新な体験プログラムが加わり、総計15種類の多様なプログラムが用意されていました。
この取り組みは、次世代に美しい海を残すために「海と日本プロジェクト」の一環として行われており、地域の産業を深く知ることができる貴重な体験が盛り込まれています。特に、冷凍マグロの取扱量が日本一の清水港ならではのプログラムも用意され、多くの子どもたちが大興奮で市場の競りに挑戦しました。普段は入り込むことができない環境での経験は、子どもたちにとって新鮮で驚きに満ちたものでした。
さらに、港湾通信士としての仕事を体験するプログラムでは、無線を使った通信による運航の重要性を学び、子どもたちは実際に体験を通じてその重要性を体感しました。参加した親子は、地域の特産物や文化、さらには清水港の魅力について多くのことを学び、新たな視点からの学びを得られる絶好の機会となったようです。
子どもたちが報告書や広報ポスターを作成し、それを地元の公共施設や商業施設に展示することで、地域の方々に清水港の魅力を伝えるという素晴らしい取り組みも行われました。また、今年のプログラムを通じて得た知識や経験は、これからの彼らの社会生活においても大きな影響を与えることでしょう。
以下は今年のプログラム一覧です:
1. マグロの未利用部位を健康に役立つモノづくり!
2. はごろもフーズ製品のお仕事を見学
3. 陸上養殖のお仕事体験
4. 造船のお仕事を学ぼう~クレーンに登る!~
5. 世界遺産三保松原の魅力PRのお仕事
6. キッズ研究員として海藻研究
7. サクラエビのゲノム解析
8. フェリー運航のお仕事
9. 清水港の巡視体験など、本当に多彩なプログラムが取り揃えられていました。
国内外から多くの参加者が集まり、海の面白さと仕事の魅力を再発見するための大きな一歩となったこのプログラム。参加した子どもたちは、清水港の持つ可能性を体感し、地域貢献の意義についても学びました。この「こどもわーく in 清水港」は、2025年にも再度開催される予定ですので、親子で一緒に新たな体験をしにぜひご参加ください!