伊豆長岡温泉に甦る日本文化の象徴「月見台」
静岡県伊豆の国市にある伊豆長岡温泉三養荘は、2026年5月13日より、日本の観月文化を象徴する「月見台」を新館に復元します。この取り組みは、西武プリンスホテルズ&リゾーツが展開する「プリンスシグニチャー体験」シリーズの一環で、古くから日本に根付く風情を現代に引き継ぐことを目的としています。
日本の観月文化とは
日本では奈良時代から平安時代にかけて、月を愛でる「観月」の文化が広まりました。宮廷文化の中で詠まれた和歌とともに、月は日本人の美的感性や季節感を象徴する存在として長く親しまれてきました。三養荘が復元する月見台は、この伝統を今一度体感できる貴重な空間となります。
特別な滞在体験を提供
三養荘の新館は、建築家村野藤吾が設計したものであり、日本建築の美意識が存分に反映されています。月見台の復元によって、庭園の美しい景色とともに穏やかな月の光を楽しむことができ、訪れる人々に唯一無二の滞在体験を提供することを目指します。
月見台の魅力と楽しみ方
月見台は、庭園や池を望む静かな場所に設けられ、自然と一体となった環境で月を鑑賞することができます。三養荘では、開業当初からこの場所に月見台が存在していましたが、時代の流れとともにその姿を失いました。しかし、創業当時の理念に基づく復元によって、往時の趣を現代に甦らせました。
季節ごとにさまざまなイベントが企画されており、春にはお茶会、夏にはジャズナイト、秋には観月会、冬には星空の下でのこたつバーなど、多彩な楽しみ方が待っています。
体験内容
伊豆長岡温泉三養荘では、外来利用も可能な「月見台」を舞台にした体験が用意されています。
1.
お茶会
日時:6月から不定期開催
時間:12:00~14:00
料金:2,500円(定員15名)
立礼式のお茶が振る舞われる特別なお茶会です。
2.
月見台ジャズイベント
日時:2026年7月10日(金)
時間:17:30~20:00
料金:32,000円(夕食、ジャズ鑑賞を含む)
美しい月夜の下で贅沢なひとときを過ごす、心に残るイベントです。
※雨天時は館内で開催。
伊豆長岡温泉三養荘の概要
三養荘は、岩崎弥太郎氏の長男である久彌氏の別邸として、壮大な日本庭園に囲まれた場所に位置しています。歴史ある数寄屋造りの本館は、国民的財産として有形文化財に登録されており、新館は村野藤吾によって設計されています。庭園は3,000坪に及び、近代日本庭園のパイオニア、小川治兵衛氏が手掛けた作品です。
所在地は静岡県伊豆の国市墹之上270。伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅からタクシーで約5分の距離にあり、アクセスも便利です。
今回は観月の文化を復元する試みが、いかに日本の伝統を大切にし、来訪者に特別な体験を提供するかをご紹介しました。月への思いを新たにするこの素晴らしい空間で、心穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?