静岡発!新たなクラフトジンの挑戦
静岡県に新たな風を吹き込むクラフトジンが誕生します。その名は、Aoi Gin Craft Technology株式会社(AGCT)。国立大学である静岡大学から始まったこのスタートアップは、地元素材を利用した新しいジンを世に送り出すために、クラウドファンディングに挑戦しています。
自然と科学の融合
AGCTは、ジンの欠かせない要素である「ボタニカル」の香り成分を科学的に解析し、データサイエンスを活用して独自のフレーバーをデザインします。この取り組みは、ただの飲料を作るのではなく、地域に根ざした素材に新たな生命を吹き込むことを目的としています。静岡の豊かな自然から得られる未利用資源や特有の植物に焦点を当て、他にはないユニークなクラフトジンを創出することを目指しています。
AGCTの名前には、DNAを構成する4つの塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)の頭文字が含まれており、科学と自然をつなぐ存在意義を表現しています。こうした背景から、AGCTは「命を吹き込むジン」をテーマに、地域の魅力を国内外に発信します。
クラウドファンディングで注目の返礼品
今回のクラウドファンディングでは、4種類のクラフトジンが返礼品として用意されています。これらはどれも静岡の素材をふんだんに使った自信作です。
1.
金柑リキュール:清水産の金柑を30%以上使用で、フルーティーな風味。
2.
ワサビのジントニック:ピリッとした味わいで、静岡のおいしい鮨や刺身と相性抜群。
3.
山椒のジントニック:ふわふわの鰻重や和食にぴったりなキリッとした味わい。
4.
柑橘のジントニック:清水みかんや地産金柑、レモンを使用し、優しい飲み口が特徴。
これらのジンは、シンプルに飲むだけでなく様々な料理と組み合わせて楽しむことができます。
静岡大学の技術力を活用
代表取締役の一家崇志准教授は、静岡大学農学部の研究室に所属しており、そこから培った科学力を武器に独創的なクラフトジンを市場に送り出しています。静岡大学の技術や知見を商品に反映させることで、根拠のある「おいしさ」を実現しました。
ジンという飲み物を通じて、静岡らしさを広くPRし、地元の魅力を世界へと発信する姿勢が印象的です。このプロジェクトへの応援は、公式インスタグラムなどで最新情報が発信されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
クラフトジンの開発は、単なる商品作りではなく、地域とのつながりを深め、文化を育む一助となります。AGCTのクラフトジンが、静岡の新たな代表作として成長することを期待しましょう。科学と自然が織りなす美味しさを、ぜひ一緒に体験しましょう。