秋の虫たちと共に学ぶ、聞こえの大切さ
今年の秋、東京都府中市にある「ミッテン府中」で、眼鏡市場が主催するワークショップ『よるのむしのねずかん』が開催されました。この企画は、音の世界を通じて「聞こえることの重要性」を学ぶことを目的にしており、参加した親子たちにとって貴重な体験となりました。
ワークショップの概要
このイベントは9月20日(土)と21日(日)の2日間で行われ、合計63名の家族が参加しました。内容は、音の振動を体感する実験や、虫の鳴き声を使ったオノマトペ表現、そして鳴き声をもとにしたクイズ等、多岐にわたりました。実際に参加した親子からは、実験やクイズの楽しさに関する感想が多く寄せられました。
音の振動実験
音の振動を視覚的に理解するための実験では、黒いビニールの上に撒いた塩が音に反応して動く様子を観察しました。たとえば、犬の鳴き声や電話の呼び出し音が響くと、塩の振動が見事に変化します。特に、電話の呼び出し音での盛り上がりには会場全体から歓声が上がりました。参加者は音の大きさや種類による違いを肌で感じ、音の伝わり方に興味を持つきっかけとなったようです。
むしのねオノマトペ
次は虫の鳴き声を自由に表現するワークです。参加者はハヤシノウマオイの声を「ジュイーン」とオノマトペで表現し、大人も子どもも一緒になって声を出しました。特に高音のツユムシが鳴くと、大人たちはその音を逃しがちで、子どもたちが「聞こえていないの?」と不思議そうに見る場面もあり、親子のコミュニケーションが生まれる瞬間がありました。
むしのねクイズ
虫の鳴き声を聞いてその正体を当てるクイズでは、参加者は真剣に耳を澄ませ、その様子はとても熱心でした。「むしのねオノマトペ」で身につけた声をヒントに、多くの参加者が全問正解するなど、大変盛り上がりました。みんなで問答を考え合う様子は、家族の絆を感じさせました。
参加者の声
また、参加者からは以下のような声が寄せられています。
- - 「音の振動実験や昆虫クイズが最高に楽しかった!」(小学2年生)
- - 「家でもいろんな音の振動を試してみたいと思った。」(保護者)
- - 「音を材料に文字にする体験ができて良かったです。」(保護者)
- - 「高い音が大人には聞き取りづらいことを実感した。」(保護者)
ワークショップの背景
近年、日本では1,000万人以上が「聞き取りが困難」と感じており、年齢を重ねることによる聴力の衰えが特に問題視されています。眼鏡市場は、補聴器を取り扱う企業として、この課題に取り組むために『よるのむしのねずかん』を制作しました。この冊子は、聞こえることの大切さや、個々の聞き取りの違いを知るためのツールとして便利です。また、虫の鳴き声を通じて音の世界を楽しむことで、聞こえについて考える機会となります。
現在は電子版が公開されており、特設サイトでは様々な虫の音色も聞くことができます。今後も、眼鏡市場は県内外でのワークショップやパネル展示の展開を予定し、『関わる皆の幸せを実現し、笑顔を創造する』という理念を持って、さまざまな社会問題に取り組んでいきます。
詳細な情報は、眼鏡市場のコーポレートサイトや公式サイトをぜひご覧ください。
『よるのむしのねずかん』特設サイト
お問い合わせ
ワークショップについてのお問い合わせは、眼鏡市場・広報事務局の掛本(カケモト)まで、メールでご連絡ください。
株式会社メガネトップ
所在地:静岡市葵区伝馬町8番地の6
代表者:冨澤昌宏
設立:1980年5月
資本金:100百万円(2025年3月末)
事業内容:メガネや補聴器の販売等
店舗数:国内1,035店舗、海外23店舗
従業員数:5,201人
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