静岡発!NIPP治療法の新たな道筋
骨盤内がん、これは日本において毎年新たに11万人以上が診断され、3万人以上がその闘いに敗れる厳しい現実を抱えた病です。この病気の治療選択肢は限られており、患者さんには身体や経済的、心理的な多くの負担がかかります。そんな中、静岡県に拠点を置くメドキュレーション株式会社が推進する新たな治療法「NIPP」が注目されているのをご存じでしょうか?
NIPPとは?
NIPP(閉鎖循環下骨盤内非均衡灌流療法)は、骨盤内がんに対する新しいカテーテルによる治療法です。治療は両足の付け根から細い管を挿入し、血流を一時的に隔離してから高濃度の抗がん剤を局所に投与、余剰薬剤が体外に回収されるという仕組みです。この方法により、全身への副作用を抑えつつ、薬剤濃度は通常の治療法に比べて15倍から25倍にもなることが臨床研究で報告されています。
NIPPの普及に向けた医師の情熱
このNIPPという治療法を推進する小野澤志郎医師は、今から25年前の医師1年目にその可能性を見出しました。「この治療法は世界に届けるべきだ」という信念から、研究に身を投じた小野澤医師。しかし、保険適用外の制限や高額な治療費が多数の患者にとっての障壁となり、彼の情熱は何度も試されることとなりました。
しかし、彼の仲間である柴垣知広氏の登場により、新たな局面が開けます。柴垣氏はNIPPの実現を目指してメドキュレーションを設立し、そこにはさまざまな背景を持つ専門家たちが集結しました。
目指す未来
メドキュレーションの目標は、2030年以内にNIPPを保険適用にすることです。そのために、治験の実施やNIPP専用医療機器の開発、PMDAとの連携を進めており、医療機関との共同研究体制も整えつつあります。すでに2025年にはクラウドファンディングで約1,460万円の支援金を集め、社会貢献部門での受賞も果たしました。
NIPPのある社会へ
NIPPの普及は、一人ひとりの患者に治療の選択肢を与えることを目指しています。「NIPPがあってよかった」と思える未来を共に築くために、メドキュレーションは一歩ずつ着実に歩んでいく決意をしています。
骨盤内がんという厳しい現実に直面する患者たちに、希望を届けるために。私たちの挑戦に、あなたも一緒に歩んでいきませんか?