静岡で生まれた漆建材の魅力
静岡県沼津市に本社を置く株式会社平成建設が、2025年に漆建材の不燃材料としての認定を獲得。その新たな建材は、ただの内装にとどまらず、「空間漆藝」としてクオリティの高い空間演出を可能にします。この漆建材は、天然の漆を使った特別な材料であり、見た目の美しさだけでなく、高い防火性能も兼ね備えています。
漆建材の認定・特徴
認定番号NM-5963を持つこの不燃建材は、天然漆塗装の天然木単板やアルミニウムハク張火山性ガラス質の複層板から構成されており、非常に高い耐久性を誇ります。大規模な商業施設など、公共の場にも適用可能で、実際に吹き抜けの大空間へと美しさと機能性を持ち込むことが可能です。照明に合わせた色温度の変化によって、空間にさらなる深みを与えることができ、漆のオブジェクトは浮遊感を演出しています。
多岐にわたる適用範囲
漆不燃材は、特殊建築物や医療機関、ホテル、ショッピングモール、飲食店など、様々な建築物で求められる防火性能の基準をクリアしています。例えば、居室や廊下、階段といった空間では、非常に厳しい防火基準が求められていますが、漆建材はその全てに適しているのです。
空間漆藝のコンセプト
「空間漆藝」とは、平成建設が手掛ける漆を使ったプロジェクトの総称で、漆職人と建築大工である有賀建樹のこだわりが込められています。食器や工芸品などの作品の中で多くの人に知られている漆の魅力が、建材として利用され、建物全体に特別な美しさを加えていく様子には、次世代への期待が高まります。
漆が生み出す有機的な美しさは、これからの建築空間に新たな風を吹き込み、その希少性によって付加価値を持つことが期待されます。また、漆が持つ耐久性と抗菌作用は、生活空間における安心感を与える要素ともなっています。
漆と建築の融合を目指す職人
平成建設の技術は早期から評価され、2017年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、その革新性は多くの人々に認知されています。有賀建樹氏は、伝統的な漆技術を現代建築に融合させ、新たな素材の可能性を追求し続けています。「触れられる美しさ」を追求することで、訪れる人々に感動を与える建材としての真価を発揮しています。
漆職人としての血統を引く有賀氏は、今後もその技術を進化させ、建築の新しい可能性をさらけ出し続けることを誓っています。この空間漆藝プロジェクトに触れることで、静岡の地で美術と建築が結びつく新しい世界を感じ取っていただけることでしょう。
見学・取材のご案内
この万華鏡のような世界に興味をお持ちの方は、ぜひ見学や取材をお申し込みください。特別な空間体験をお届けします。
株式会社 平成建設
有賀建樹(あるがたつき)
TEL:055-962-1000
E-mail:
[email protected]
〒410-0022静岡県沼津市大岡1540-1(平成建設 空間漆藝)