コスモエコパワーと富士電機、バーチャルPPAを締結
2023年10月、コスモエネルギーホールディングスの子会社であるコスモエコパワーと、富士電機がバーチャルPPA(Power Purchase Agreement)を締結しました。この契約により、富士電機の松本工場は、コスモエコパワーが建設中の遠州風力発電所から生まれる環境価値を受け取ることになります。
バーチャルPPAとは?
バーチャルPPAは、需要家が発電事業者から電力の環境価値のみを購入する契約です。これにより、実際の電力供給が行われる場所と需要者の場所が異なる場合でも、再生可能エネルギーの価値を享受できます。この締結により、富士電機は毎年約1,000万kWhの環境価値を取得し、年間で約4,210トンのCO2排出量を削減できると見込まれています。
環境ビジョンでの取り組み
富士電機は、自社の「環境ビジョン 2050」で、2030年度までに生産時の温室効果ガス排出量を2019年度比で46%超削減する目標を掲げています。この目標を達成するために、省エネルギー化や太陽光発電設備の導入といった施策を推進しています。また、再生可能エネルギーの調達を拡大し、2030年度の全社電力使用量における再エネ比率を55%に高める計画も進行中です。
コスモエコパワーの役割
コスモエコパワーは、コスモエネルギーグループの一員として「2050年カーボンネットゼロ」という目標に向け、風力発電を中心とした再生可能エネルギーの開発・供給に注力しています。今後も、脱炭素化を進めるパートナーとの連携を強化し、地域社会の発展にも貢献していく方針です。
遠州風力発電所の概要
遠州風力発電所は静岡県掛川市に位置し、2027年度の上半期に稼働予定です。発電設備の能力は6,330kWで、2基の風力タービンが設置されます。この発電所の運用が開始されると、地域においても大きな環境価値が創出されることでしょう。
最後に
今回のコスモエコパワーと富士電機のバーチャルPPAは、企業の環境への責任を果たすための重要なステップです。今後も再生可能エネルギーの普及が進む中、他の企業や地域とも協力して持続可能な社会の実現に向けた取り組みが期待されます。