地域活性化の新たなモデル「お茶J-クレジット」プロジェクト
静岡県では地域の課題解決へ向けた新しい取り組みとして、「静岡県お茶J-クレジット創出プロジェクト」が本日始動しました。このプロジェクトは、静銀経営コンサルティングが静岡県と連携協定を結ぶことにより実現しました。
プロジェクトの背景と目的
この取り組みは、静銀フィナンシャルグループの中期経営計画「Xover~新時代を拓く」に基づいています。この計画では、地域と協力して社会的課題を解決し、地域を活性化する「地域共創戦略」を掲げています。
静銀経営コンサルティングでは、地域と環境の両立を図るため、脱炭素社会を目指した具体的なアクションとして「地産地消カーボンニュートラル」実現に向けたJクレジット創出に取り組んでいます。
このプロジェクトでは、静岡県の主要産業である茶業に関連するさまざまな課題、特に耕作放棄地の増加にも焦点を当てています。
プロジェクトの具体的な内容
現在の取り組みでは、掛川市に位置する丸山製茶株式会社と連携し、シンコムアグリテック株式会社と共に茶畑でのモデルケースを進めています。
プロジェクトの中心には、静岡県内初となる茶園でのJクレジット認証を目指すことがあります。具体的には、丸山製茶が提供する茶畑でシンコムアグリテックが製造した「バイオ炭」の施用を行い、その効果を測定します。
バイオ炭は木材や竹などを炭化させて作られ、その施用により土壌改良の効果を期待しています。これにより、土壌に炭素を封じ込めることができ、大気中へのCO2放出を減少させることが可能です。
さらに、この取り組みは「茶草場農法」と呼ばれる伝統的な農法とも関連しています。この農法は世界農業遺産に登録されており、生物多様性の保全に貢献しています。
モデルケースからの展望
本プロジェクトをモデルケースとして、静岡県内の他地域や全国の茶産地においても活用が期待されています。
今後は、他の地域における持続可能な農業や環境保護にどう貢献できるか、より広範な視野で取り組みを進めていく方針です。このようなプロジェクトを通じて、地域の環境と経済の調和を図り、持続可能な社会の実現を目指しています。
この新たな取り組みによって、静岡のお茶事業の未来や地域の持続可能性がどのように変わるのか、今後の進展が大いに期待されます。興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせだけでなく、実際に茶産業や関連イベントに足を運んでみてください。
お問い合わせ
本件に関する問い合わせは、静銀経営コンサルティング株式会社の以下の連絡先までどうぞ。