アジア進出の左官技術
2026-02-12 11:32:09

日本の伝統左官技術をアジアへ伝える株式会社ナガショウの挑戦

株式会社ナガショウのアジア進出の軌跡



静岡県三島市に本社を構える株式会社ナガショウは、自社開発の現代漆喰「ZONO A®(ゾノエース)」の台湾市場への進出を発表しました。この取り組みは、単なる製品の販売にとどまらず、日本の伝統的な左官技術を現地の職人に伝えることに重点を置いています。代表の永田勝史氏は、「左官業を盛り上げ、職人が潤う環境を育てたい」という信念を持ち、20年前から積み重ねてきた思いが形になっています。

現地とのつながり



ナガショウの台湾進出のきっかけは、2024年に東京ビッグサイトで開催される展示会で出会った地元設計デザイナー、朱志峰氏との出会いでした。彼はゾノエースの特性に感銘を受け、さらなる協業へとつながりました。また、現地パートナーの陳俊宏氏と日本の左官技術伝授を担う岡下誠司氏(鏝絵師)と川口大範氏(株式会社川翔)の協力により、様々なプロジェクトが実現しました。

施工後には「空気の質が変わった」との嬉しい声が寄せられ、特にお寺の尼様からは「涼しさを感じる。快適に寝られるようになった」との感想も。台湾の人々にとって、マイナスイオンの放出や吸湿性は特に重要な要素として高く評価されました。

左官業の現状とゾノエースの誕生



ナガショウが開発したゾノエースは、左官業界の衰退に対する永田氏の危機感から誕生しました。壁紙の普及により塗り壁の需要が減少し、それに伴う職人の高齢化と後継者不足が問題視されています。「左官が稼げる職業でなければ、新しい担い手が入ってこない」という考えから、2015年に次世代の壁材の開発に着手しました。環境への配慮も念頭に置きながら、2年の歳月をかけた結果、現代漆喰「ゾノエース」が完成しました。

この材料は、主成分にケイ酸カルシウムを採用し、調湿性能、マイナスイオンの放出能力、消臭機能など、従来品を上回る特性を実現しています。また、サステナブルな材料として安全性が高く、施工現場でも安心して使用できるよう配慮されています。

企業の成長と今後の展望



2007年の創業以来、ナガショウは地道な努力で成長を遂げてきました。夫婦で協力し合いながら左官業界に貢献し、現在では一般住宅や公共事業、高度な技術を必要とする特殊工事など多岐にわたる分野を手掛けています。

これからのナガショウは、台湾での大規模施工を視野に入れ、アジア全体への展開も計画中です。また、国内外の職人とのネットワークを築き、相互の技術向上と業界全体の活性化を目指しています。さらに、子どもたちに左官の魅力を伝える活動も大切にし、「左官屋ってかっこいい!」と思ってもらえる未来を創造することを目指しています。

お問い合わせ



左官技術やゾノエースに関するお問い合わせは、株式会社ナガショウまでご連絡ください。

会社概要


  • - 社名:株式会社ナガショウ
  • - 所在地:静岡県三島市谷田867-2
  • - 創業:2007年(平成19年)
  • - Instagram:@nagashou__

日本の左官技術と新たな可能性を世界へと広げる株式会社ナガショウの挑戦に、今後も目が離せません。


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