浜松市での不整脈早期発見プロジェクトが医療を変える!
浜松市が地域の健康課題に立ち向かうため、スタートアップ企業である株式会社ココロミルと協力し、新たな医療プロジェクト「Smart Heart Link プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトでは、自宅で行える長時間心電図検査「ホーム心臓ドックpro」を活用し、不整脈の早期発見を目指します。特に不整脈は、突然死や寝たきり、介護が必要となるリスクを高めることから、社会的な問題として注目されています。
突然死と寝たきりを引き起こす不整脈
不整脈は健康診断では見過ごされることが多い心疾患の一つで、特に浜松市では循環器疾患による死亡率が高いという特徴があります。地域内には、高血圧などの病歴を持つ方が多く、潜在的なリスクを抱えていることが問題視されているのです。このプロジェクトは、そうした人々を対象に、不整脈による突然死や介護が必要になるリスクを軽減することを目的としています。
事業の概要と目的
このプロジェクトは、自宅で利用できる「ホーム心臓ドックpro」によって、不整脈の早期検出から地域医療につなぐ、一貫したサービスを提供することを目指しています。具体的には、次のステップで進められます。
1.
啓発活動の実施: 地元の病院と連携し、不整脈の重要性を伝えるセミナーや啓発イベントを開催します。
2.
セミナーでの心電図検査提供: 参加者の中から希望者に「ホーム心臓ドックpro」を優先的に提供し、健康状態をモニタリングします。
3.
受診案内とフォローアップ: 検査で異常が見つかった方には、専門医との連携を行い、適切な治療に導く体制を整えます。
このように、地域医療とテクノロジーを融合させることによって、医療・介護費の削減への期待も寄せられています。
ホーム心臓ドックproの特徴
「ホーム心臓ドックpro」は、胸部に小型の心電計を貼り付けて、9時間以上の連続計測を行います。通常の健康診断(約30秒の検査)では見逃されがちな不整脈を捉える能力があり、実際に約36%の検出率を誇ります。これにより、エビデンスに基づいた予防医療が実現します。
健康リスクを見逃さないために
心臓のリスクは自覚しにくいため、これまで良好とされていた健康診断の結果でも、実際には心疾患が潜んでいることがあります。長時間の検査によって、見えなかった健康リスクを浮き彫りにし、早期の受診を促す方策が重要です。とはいえ、この検査は診断行為ではなく、あくまでスクリーニングを目的としています。
今後の展望
このプロジェクトは2026年から実施を開始し、啓発活動や検査提供を通じて、地域の健康状態を改善することを目指しています。最終的な報告は2026年3月に行われ、プロジェクトの成果が期待されています。
まとめ
浜松市では、株式会社ココロミルと連携し、不整脈による突然死や寝たきりのリスクを減らすための取り組みが始まっています。このような先進的なプロジェクトが、地域の健康問題解決に向けた一助になることを期待しています。