スマートブルーと静岡ガス&パワーの資本業務提携について
静岡県で注目を集めているスマートブルー株式会社が、静岡ガスグループの一員である静岡ガス&パワー株式会社との資本業務提携を発表しました。この提携は2025年9月5日付けで、静岡ガス&パワーがスマートブルーの発行済み株式の33.5%を取得することを含んでいます。また、静岡ガス&パワーにとって再生可能エネルギー事業者への資本参画は初めての試みとなります。
資本業務提携の背景
スマートブルーは2010年に設立され、以来「スマート(賢い)ブルー(海・空・大地)」をテーマに、持続可能な地球の実現に向けた再生可能エネルギー事業を展開してきました。特に、太陽光発電の開発や施工販売に力を入れており、2021年度には静岡県内での再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)においてナンバーワンの業績を誇ります。
静岡ガス&パワーとはこれまでにも共同で再生可能エネルギーの開発を進めており、今回の資本提携によって協力関係をさらに強化し、より迅速に事業を展開していくことが期待されています。
未来に向けた展望
静岡ガス&パワーは地域との合意形成を大切にし、持続可能なエネルギーの開発に取り組んでいます。彼らの「静岡ガスグループ2030年ビジョン」では、再生可能エネルギーの電源開発容量を20万kWにまで引き上げることが目標です。スマートブルーはこのビジョンに沿って、太陽光発電所の開発を進め、得られた電力をCO₂フリー電力としてエンドユーザーに提供する計画です。
カーボンニュートラルが求められる昨今、再生可能エネルギーの需要は高まる一方ですが、地域への配慮が不足している開発も見受けられます。スマートブルーはこれまでの開発地を耕作放棄地や遊休地に焦点を当ててきましたが、地域との共生を念頭においた再生可能エネルギーの価値創造を目指しています。
地域貢献へ向けた取り組み
資本業務提携に際して両社は地域社会への貢献を最優先に考える姿勢を示しており、再生可能エネルギーの理想的な地域共生のモデルを構築していくことに意欲を見せています。スマートブルーは、静岡ガス&パワーと共に、地域と共に成長する持続可能なエネルギー供給を目指していきます。
会社情報
スマートブルー株式会社
- - 本社所在地:静岡県静岡市葵区千代2-17-23
- - 設立:2010年3月
- - 代表者:代表取締役 塩原太一郎
- - Website:スマートブルー公式サイト
静岡ガス&パワー株式会社
- - 本社所在地:静岡県富士市津田260-12
- - 設立:2014年7月
- - 代表者:代表取締役社長 藤田猛
- - Website:静岡ガス&パワー公式サイト
今後、地域社会と連携した持続可能なエネルギーの開発が進むことで、静岡県の環境保護や地域経済への貢献が期待されます。