富士山静岡空港の太陽光発電
2025-07-01 13:23:22

富士山静岡空港が脱炭素化の新時代を迎えます!太陽光発電設備が2025年に稼働開始

富士山静岡空港の脱炭素化に向けた新たな取り組み


静岡県の富士山静岡空港は、持続可能なエネルギーの活用による脱炭素社会を目指し、太陽光発電設備の導入を進めています。この取り組みは鈴与商事株式会社と東急株式会社が共同で手がけ、2025年7月中に運転を開始する予定です。

プロジェクト概要


新たに設置される太陽光発電設備は、富士山静岡空港の誘導路南側に整備され、その発電能力は約1MWに及びます。この設備は旅客ターミナルビルに電力を供給するもので、空港の制限区域内に大規模な野立て太陽光発電所を設置することは、全国の空港では初めての試みです。

予想される自家消費電力はおよそ1,073MWhとされ、旅客ターミナルビル全体の電力使用量の37%に相当します。また、初年度で約451.7トンのCO2削減が見込まれており、徐々に持続可能な社会への一歩を踏み出すことが期待されています。

目的と背景


この脱炭素化の動きは、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた意識の高まりによるものです。昨年、国土交通省から認定を受けた『富士山静岡空港脱炭素化推進計画』の一環として、2030年度までに温室効果ガスを2013年比で46.6%削減する目標が設定されました。

これを踏まえ、富士山静岡空港ではLED照明の導入やEV化された保安車両の運用など、さまざまな環境改善策を推進中です。この新たな太陽光発電設備により、さらなるCO2排出量削減が期待されます。

将来の展望


鈴与商事と東急は、この発電設備を通じてさらなる脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの普及を目指しています。また、静岡県との連携を強化し、富士山静岡空港を地域全体の環境保護のモデルケースにしていく方針です。

事業の詳細


  • - 発電所名: 富士山静岡空港 南側用地太陽光発電所
  • - 建設地: 静岡県牧之原市坂口3336番地4
  • - 事業者: 鈴与商事株式会社、東急株式会社
  • - 発電能力: 1,021.2kW(約1,716枚の太陽光パネルを使用)
  • - 想定年間発電量: 約1,300,000kWh
  • - 着工: 2025年3月3日
  • - 運転開始: 2025年7月中

このプロジェクトは、空港の運営管理において持続可能な方向性を示し、地域や国全体の脱炭素化に貢献するものです。今後もこの取り組みから目が離せません。


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