菊川市が発信する「幸せの黄色いポスト」
静岡県菊川市が、市制20周年を記念した取り組みとして、小説「幸せの黄色いポスト」をテーマにした聖地巡礼プロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、2025年7月3日からガバメントクラウドファンディング(GCF)による寄附受付を始め、地域の魅力を広く全国に伝えることを目指しています。
「幸せの黄色いポスト」とは?
このプロジェクトの発端は、2014年に市民から預かったメッセージを発送するために設置された黄色いポスト。菊川市役所前にあるこのポストは、市民の思いを伝えるという大切な役割を果たしています。そして、小説家いぬじゅん氏がこの特別なポストに触発され、その体験を基にした物語『幸せの黄色いポストそれは、十年前から届いた手紙でした』を執筆しました。この作品は、2025年4月17日の発売以来、多くの読者に感動を与えています。
聖地巡礼プロジェクト内容
本プロジェクトでは、小説に登場する5ヶ所の市内ポイントにオリジナル看板を設置します。看板には、いぬじゅん氏の小説カバーイラストを手掛ける人気イラストレーターつじこ氏による独自のデザインが施され、小説の世界観を表現します。この看板は、作品の舞台を訪れる観光客やファンが作品の中に入り込む手助けとなるでしょう。プロジェクトを通じて、菊川市への訪問者が増加し、地域活性化につながることが期待されています。
「ぜひ作品を手に取り、実際に見てほしい場所を巡ってほしい」と菊川市の担当者も意欲を示しています。
地域活性化と寄附の利用目的
集まった寄附金は、看板の製作や地域の魅力発信に関わる経費に利用される予定です。また、寄附を通じて参加することで、地域の一員としての意識を育む機会となるでしょう。地域住民の幸せを届けるというコンセプトがしっかりと根付くことを目指しています。寄附を募るプロジェクトの詳細は、株式会社サイバーレコードが運営をサポートしています。
結びに
菊川市の取り組みは、地域の誇りを再認識させる素晴らしいチャンスです。「幸せの黄色いポスト」の名のもと、多くの方に幸せを届けられるよう、地域の魅力を存分に体感していただきたいと思います。また、菊川市に足を運ぶことで、多くの出会いや思い出が生まれることを期待しています。このプロジェクトが菊川市に新たな魅力を与え、地域発展に寄与することを心より願っています。