革新技術で生産効率を向上させるXrossFlashシリーズ
株式会社アルファプロジェクトが新たに発表した次世代オンボードフラッシュプログラマ「XrossFlash PRO」と「XrossFlash LT」は、12月15日より市場に登場します。これらの製品は、最新の電子機器におけるデータの大容量化と製造工程の効率化に寄与する先進的な技術を搭載しています。
XrossFlashシリーズの特徴
「XrossFlashシリーズ」は、急速に普及が進むIoT機器や車載機器に対応した設計です。これにより、マイコンの搭載数は増加し、伴ってプログラムデータ(ファームウェア)のサイズも大きくなりました。従来の製品では、書き込みにかかる時間が生産ラインの待ち時間を引き起こし、生産効率を低下させていました。そうした課題を解決するべく、「XrossFlashシリーズ」では独自の書き込みアルゴリズムを採用し、最大500KByte/秒という高速書き込みを実現しました。従来製品と比較すると、書き込み時間は最大で約1/3に短縮されます。
書き込み工程の一本化
このシリーズでは、内蔵メモリとSPIフラッシュメモリの書き込みを一本化できる点も大きな特徴です。従来は異なる書き込みツールが必要でしたが、XrossFlashシリーズはこの両方に対応します。これにより、作業の効率化とコスト削減が期待できます。また、1台のPCで最大4台まで同時書き込みができる「ギャング機能」を搭載しており、さらに生産ラインの生産性を向上させることができるのです。
製品ラインナップ
XrossFlash PRO
ハイエンドモデルの「XrossFlash PRO」は、量産ラインや開発拠点向けに設計されています。特に注目すべきはPCレス書き込み機能で、8GBの内蔵ストレージにプログラムを保存し、本体のボタン操作だけで簡単に書き込むことが可能です。加えて、RS485インターフェースを搭載しているため、自動化ラインへの適応も容易です。2.4インチのカラーLCDを備えており、進捗やステータス確認が直感的に行えます。
価格は98,000円(税抜)。公式サイト【XrossFlash PRO製品詳細】(https://www.apnet.co.jp/product/tool/xrossflash_pro.html)をご覧ください。
XrossFlash LT
もう一つは、小型パフォーマンスモデル「XrossFlash LT」で、通常のクレジットカードサイズよりも小さい50mm四方のサイズです。これにより、デスク上のスペースを最小限に抑えられます。USBバスパワーで稼働し、持ち運びやセットアップが簡単なのも魅力です。PROモデルと同様の高速書き込みアルゴリズムを搭載し、コンパクトながらも高い性能を誇ります。
価格は68,000円(税抜)。詳細は【XrossFlash LT製品詳細】(https://www.apnet.co.jp/product/tool/xrossflash_lt.html)をご確認ください。
アルファプロジェクトの取り組み
1976年に設立されたアルファプロジェクトは、組込み機器向けのソリューションを幅広く提供しています。ルネサスエレクトロニクスやTI、NXP製マイコンを用いた製品を展開し、多様なニーズに応えるラインアップを揃えています。今後もお客様の期待に応えられる製品や付加価値の高いソリューションを提供していくことを目指しています。
詳細な情報は公式ウェブサイト【アルファプロジェクト公式サイト】(https://www.apnet.co.jp/company/index.html)をご覧ください。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、株式会社アルファプロジェクト営業部の池谷までご連絡ください。電話番号053-401-0033またはE-mail:
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