空き家ゼロにの日に向け、地域全体で課題を考える夏の1ヶ月

空き家ゼロにの日に向けて、全国で動き出す夏

いよいよ夏が始まり、「空き家ゼロにの日」である8月2日までの1ヶ月間、全国で空き家の問題に向き合う機会が設けられます。このキャンペーンは、「空き家ゼロに月間」と題して、今年も多くの企業や地域団体が協力し、空き家を取り巻く多様な課題や解決策を考え、話し合う重要な時間となります。

空き家問題は他人事ではない

2023年に発表された総務省の「住宅・土地統計調査」によると、日本国内には約900万戸の空き家が存在し、この数字は年々増加しています。空き家率も過去最高の13.8％に達しており、防災や防犯、地域経済への影響を考えたとき、これは身近な社会問題だと言えるでしょう。

空き家を所有する多くの方は高齢者であり、法律の改正や支援策、さらには利活用の方法について情報が届きにくい状況があります。そのため、管理が行き届かない空き家が増え、放置されるケースが多く見受けられます。これが地域の防災や防犯リスクを高め、深刻な問題を引き起こす原因と考えられます。

「空き家アクション」が広がりを見せる

一方で、全国各地での取り組みも活発化してきています。空き家買取やリノベーション、相続相談など、地域の特性を生かしたさまざまなアクションが展開されています。「空き家ゼロにの日」を共通の旗印とし、これらの取り組みが結びつくことで、地域全体で空き家問題に立ち向かう新たな流れが生まれようとしています。実際に、この夏は賛同企業や団体が100を超える規模となっており、年々その輪は広がりを見せています。

多様なイベントが目白押し

「空き家ゼロに月間」では、地域に根差したセミナーや相談会が多数予定されており、広報誌や回覧板を通じて情報が発信されます。また、個別の終活や実家の相続について相談できるセミナーも開催される予定です。さらに、DIYイベントでは参加者が空き家の活用を楽しみながら学ぶ機会も設けられるなど、多様な参加方法が用意されています。

空き家ゼロにの日とは？

「空き家ゼロにの日」は、静岡ガスグループが運営する株式会社Sweets Investmentによって2018年に制定された記念日です。この日を空き家をなくしたいという願いから「0802」つまり8月2日と読ませる語呂合わせを基にしています。この記念日を通じて多くの人に空き家の問題を知ってもらい、管理や活用、売却について考える機会を提供しています。

みんなで考え、協力し合おう

空き家に関するさまざまな取り組みを行っているみなさんへ、ぜひとも「空き家ゼロにの日」に賛同してください。この日を通じて、空き家の問題やその活用方法について考えるきっかけを提供し、地域の未来を共に築いていきましょう。現在、賛同を募る企業や自治体が全国で広がっています。小さな意識で構いません、アクションを起こし、未来へつながるサポートをしましょう。

詳細や最新情報については、公式ページを訪れてみてください：空き家ゼロにの日特設ページ。