「クミカ レフュジア菊川」が生物多様性の新しい拠点に!
静岡県菊川市に新たに創設されたビオトープ「クミカ レフュジア菊川」が、地域の生物多様性の確保と地域社会への貢献を目指しています。本ビオトープは、1949年に設立されたクミアイ化学工業株式会社が推進するプロジェクトの一環であり、2025年に完工する予定です。
ビオトープに込められた意義
このプロジェクトは、企業の持続可能な成長を図るための欠かせない取り組みであり、企業価値の向上も狙っています。生物多様性への積極的な取り組みは、地域の自然環境を保全しながら、次世代へとそのメッセージを伝えることが期待されています。また、ビオトープの敷地は3,030㎡に及び、日本の縮図ともいえる場所です。
ビオトープの名称「レフュジア」とは、寒冷時代に生物が生き残った退避地を意味しています。この考えに基づいて、菊川市は過去に失われた生態系を取り戻すことを目指し、地域の生物多様性を活かした新たな生態系を作り上げようとしています。
戦略的自然再生の実践
「クミカ レフュジア菊川」では、戦略的自然再生(Strategic Nature Restoration)のコンセプトを採用しています。これは自然環境を社会全体で再生させる活動であり、以下の3つのポイントが重視されています。
1.
生物の多様性を確保: 過去に害を受けた環境を回復させることで、地域の生物たちが再び生き生きとし、豊かな自然環境を将来世代に伝える。
2.
地域の特殊性を尊重: 地域に独自の生物を選び導入し、その保護と教育に努める。
3.
体験型教育の推進: 地元の子供たちが自然や生物多様性について学べる場を提供し、地域の人々に自然環境の大切さを伝える。
これらの活動を通じて、ビオトープは地域社会にとって重要な教育の場となることを目指しています。
導入される生物たち
ビオトープでは、若干の生物が導入される予定です。昆虫類、魚類、両生類・爬虫類、植物の4つのカテゴリーから、希少な種が選定されています。
特に、静岡県レッドデータブックに記載される希少生物が多く含まれており、例えばヘイケボタルやゲンジボタルなどのホタル類、ミナミメダカやホトケドジョウなどの魚類、そしてニホンイシガメなどが代表的です。これらの生物は地域の生態系の復活に大きく寄与することでしょう。
まとめ
「クミカ レフュジア菊川」は、静岡県菊川市が自然環境を取り戻し、生物多様性を守るための先駆的な取り組みです。このビオトープを通じて、地域の子供たちが自然の大切さを感じ、学ぶことで未来を担う世代が育つことが期待されています。地元の人々にとっても、自然と共生する社会を実現するための貴重な場所となるでしょう。クミアイ化学の活動が、地域の環境保護と生物多様性に寄与し続けることを心より願っています。