SPLYZAと徳島大学、AIを用いた運動解析の研究を開始
静岡県浜松市に本社を構える株式会社SPLYZAは、国立大学法人徳島大学と共同で新たな研究に乗り出しました。2025年1月7日より、SPLYZAが提供するAIベースのマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」を活用した動作解析技術に関する共同研究を行います。この取り組みは、スポーツ教育とヘルスケアの分野において、より効果的なデータ分析と選手へのフィードバックを実現することを目指しています。
研究の概要
今回の研究では、徳島大学の研究チームが主導権を握り、谷岡広樹氏が中心となって運動データの分析に関するプロジェクトを進行します。具体的には、SPLYZA Motionを利用して、スポーツ選手の運動データを可視化し、その情報を元に選手にフィードバックを行うためのシステムを開発することが目的です。この研究によって、アスリートたちのパフォーマンス向上や怪我の予防に寄与することを期待されています。
一方、SPLYZA側ではアプリの改良や検証を担当し、動作解析の精度を高めるために采取したデータに基づいた研究を進め、両社共同で高品質な解析技術の確立に取り組むこととなります。
SPLYZA Motionの特徴
「SPLYZA Motion」は、スマートフォンを用いたマーカーレス動作分析が可能なアプリです。2022年にサービスをスタートさせたこのアプリは、すでに教育機関や医療機関など、約130以上の施設に導入されています。これにより、アスリートが自身の動作をリアルタイムで解析し、改善点を把握することができるため、トレーニング内容の質が向上する期待が高まっています。
徳島大学とその理念
徳島大学は1949年に設立され、日本における総合大学の中でも、幅広い学術領域をカバーしています。キャンパスは常三島と蔵本があり、6つの学部と研究科、さらには共同教育研究施設などを所有し、多様な教育・研究活動が展開されています。
大学の理念は、自主と自律の精神に基づき真理の探求と知識の創造に励むことです。また、卓越した学術及び文化を継承し進化させていくことを目指し、世界に開かれた存在であり続けることで豊かで健全な社会の実現に寄与することを掲げています。
まとめ
このSPLYZAと徳島大学による共同研究は、スポーツに関連するさまざまなデータ分析手法の向上のみならず、選手たちのパフォーマンスを引き上げる重要なステップと言えるでしょう。AI技術の進化と融合により、スポーツ教育の未来がどのように変わっていくのか、非常に楽しみです。今後の展開が待ち遠しいですね。