エフピコと遠鉄ストアが中学生向け環境教育を進める取り組み

環境教育を支援するエフピコと遠鉄ストアの取り組み

2023年、株式会社エフピコと株式会社遠鉄ストアは、浜松市内の小学生を対象にした新たな取り組みとして、学習まんが『食品トレーのひみつ』を寄贈しました。これは、次世代を担う子どもたちが環境問題やリサイクルについて学ぶ機会を提供するための一環とされています。アプローチとして、双方の企業が地域の子どもたちに持続可能な社会の実現に向けた教育を提供することを目指しています。

寄贈された学習まんがの概要

寄贈された書籍は、学研が制作した「食品トレーのひみつ」で、全96校、300部が浜松市教育委員会を通じて小学校に配布される予定です。このまんがは、食品トレーの製造工程やリサイクルの仕組みを、イラスト付きで分かりやすく学べる内容となっています。

さらに本書は電子書籍としても無料公開されていますので、子どもたちはいつでも手軽に学ぶことができます。こうした取り組みを通じて、エフピコと遠鉄ストアは地域の環境意識を高めることを目指しています。

環境問題への貢献

遠鉄ストアでは、店頭に資源回収ボックスを設置し、使用済みの食品トレーやペットボトルなどの回収を行っています。また、回収した食品トレーはエフピコのリサイクル工場に運ばれ、「トレーtoトレー」と呼ばれるリサイクル方式で再生される仕組みを確立しています。このプロセスは、地域사회における廃棄物の削減とリサイクルの促進に非常に重要です。

両社は、地域の人々が参加できるエコ活動を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。これを契機に、『お店がその地域のエコリーダー』となることを意識しながら、資源の再利用を身近に感じてもらう努力をしています。

環境教育イベントの開催

エフピコと遠鉄ストアは、リサイクル工場見学や環境学習イベントを共同で開催しています。親子で参加できるこれらのイベントは、環境について学びながら楽しい経験を提供しています。

これからも、両社は小学校への出前授業や地域のイベント参加を通じて、環境教育の充実を図る方針です。持続可能な循環型社会の実現に向けた啓発活動を推進し、地域社会と共に成長していくことを目指しています。

企業の役割と未来への展望

エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで利用される簡易食品容器を製造販売する国内最大手メーカーです。リサイクルによる地球資源の循環と環境負荷の低減に取り組んでいます。遠鉄ストアは、地域密着型のスーパーマーケットを運営しており、生鮮食品を中心とした品揃えで地域の食卓を支えています。

今後も両者は連携を深め、環境問題に関して地域におけるリーダーシップを発揮し、次世代に向けた教育や啓発活動をより強化していくことで、持続可能な社会の実現に寄与していく姿勢を大切にしています。

このような地域に根ざした取り組みを通じて、エフピコと遠鉄ストアは浜松市やその周辺地域における環境教育の先駆けとなることを目指しています。