介護業界のDX化に向けた挑戦！ヤマシタが新しい技術アドバイザーを迎えた背景

介護業界の発展を目指すヤマシタの新たな挑戦

介護用品をレンタル・販売している株式会社ヤマシタ（本社：静岡県島田市）は、この度、DX推進の強化を図るため、株式会社タイミーの執行役員CTOである山口徹氏を新たな技術アドバイザーとして迎え入れました。この動きは、介護業界の革新に向けた大きな一歩となるでしょう。

背景には人手不足の深刻化

現在、介護業界で深刻な問題に直面しているのが人手不足です。2040年には約57万人の介護人材が不足すると見込まれており、業界全体の健全な運営が危ぶまれています。この危機的状況を打破するため、国は介護ロボットやICTの活用を推進しており、特に中小事業者へのデジタル化の支援が急務となっています。ヤマシタはこの波に乗り、「在宅介護プラットフォーマー」へと変革し、DXを通じて生産性の向上と顧客体験の拡大を目指しています。

山口徹氏の豊富な経験

技術アドバイザーに就任した山口徹氏は、長年にわたってエンジニアとしてのキャリアを積んできた実力者です。東京工業大学を中退後、2003年にWeb制作会社でエンジニアとしての道を歩き始め、以降は多くの大手企業で重要な役割を担ってきました。特に、株式会社ディー・エヌ・エーでの経歴は注目に値し、同社のMobageやスマートフォンアプリの開発を推進してきました。彼の知見は、ヤマシタのシステムアーキテクチャに新たな風をもたらすでしょう。

就任を記念した特別対談

ヤマシタの採用サイトでは、山口氏の就任に伴い特別対談記事が公開されています。対談には、デジタルアドバイザーの池照直樹氏や技術責任者の中川卓巳氏が参加し、今後のデジタル活用の展望やエンジニア採用の強化について詳しく語っています。彼らは、ヤマシタがどのようにエンジニアが活躍できる場を提供しているかを説明しており、年商約300億円の企業における開発組織の成長と発展が期待されています。

株式会社ヤマシタの目指す未来

1963年に創業以来、ヤマシタは「正しく生きる、豊かに生きる」という理念のもと、介護用品のレンタルや販売、リネンサプライ事業を展開してきました。今後も、DXを通じて既存事業とテクノロジーを融合させ、サービスの質を向上させる狙いがあります。また、2030年には850億円、最終的には2050年に売上高1兆円を目指すという高い目標を掲げています。このような挑戦が実現することで、介護業界全体が活性化され、顧客にとっても価値のあるサービスが提供されることでしょう。