影山グループが珠洲市への義援金を発表
2024年、影山グループは能登半島地震からの復興支援を目的としたプロジェクトとして、全額寄付を行いました。この貴重な取り組みでは、静岡県沼津市と三重県桑名市で運営されている二つの体験工房の売上金を基に、珠洲市災害義援金に対し1,485,050円が寄付されました。この寄付は、影山グループが「ものづくり体験で能登半島応援プロジェクト」として発表し、地域のために何かできないかという想いから生まれました。
寄付の背景と意義
珠洲市出身者を含む影山グループの社員は、震災直後に帰省中に被災しました。そのため、社内では「地域の製造業を守りたい」という強い想いが高まり、体験を通じて得られる収益を役立ててほしいという気持ちから、このプロジェクトがスタートしたのです。体験に参加するお客様自身がものづくりを楽しむことで、その収益が地域復興に貢献する仕組みとなっています。
表敬訪問での贈呈式
2025年12月3日、珠洲市役所にて、本プロジェクトの一環として珠洲市長へ義援金の目録が手渡されました。贈呈式には珠洲出身の社員が参加し、泉谷満寿裕市長から感謝の言葉を頂くとともに、地域再建に向けた現状や今後の方針についてもお話がありました。このような直接的な交流は、寄付の意義や地域のニーズをより深く理解する良い機会となりました。
体験工房のご紹介
アイアンプラネットベースオブ沼津
- - 所在地: 静岡県沼津市西間門28-3
- - 運営元: 株式会社影山鉄工所
- - 体験内容: 溶接を通じたアイアン雑貨や家具の製作
この工房では、初めての方でもアイアン雑貨や本格的なアイアン家具を作れる体験メニューが充実しています。また、夏休みには小学生向けの特別ワークショップも開催され、地域のものづくりの楽しさを広めています。
キャスターホーム
- - 所在地: 三重県桑名市安永1811番地
- - 運営元: 大洋産業株式会社
- - 体験内容: 鋳造を通じた小物の製作
キャスターホームは、伝統的な鋳物制作体験を提供しており、砂で鋳型を作り、その中に溶かした金属を流し込んで製品を作ります。ここでの活動は地元の工業と文化を次世代へとつなげる重要な役割を果たしています。
影山グループの企業概要
影山グループは、製造業の後継者不足という課題に直面しながらも、業務改革手法を用いて、収益性を高め、技術の継承と事業の継続を支援しています。その中で、優れた技術を有するニッチトプ企業として、業界内での地位を確立し、地域経済の復興にも寄与する活動を展開しています。
このように、影山グループの取り組みは、地域貢献とものづくりの楽しさを結び付ける素晴らしい例です。今回の支援を通じて、珠洲市との連携が強まるとともに、地域経済の発展に寄与していくことが期待されています。