静岡県実証実験サポート事業「CO-LAB Shizuoka」について
静岡県は、これまで交通や物流の要所として栄えてきた地域ですが、現在は人口減少や地域固有の課題に直面しています。そこで、静岡県とオープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」が共同で取り組んでいる実証実験サポート事業「CO-LAB Shizuoka」は、地域の課題を解決するため、スタートアップとの連携を強化し、実験的な取り組みをサポートするプログラムです。
プログラムの目的
本プログラムの目的は、スタートアップが地域の実情に即した事業アイデアを持ち寄り、具体的なプロジェクトを通して地域課題を解決することにあります。これにより、静岡県全域をフィールドとした実証実験が行われ、大規模な社会実装も視野に入れた取り組みが可能となります。
企画の流れ
2025年の8月から9月にかけて、37の地域パートナーと共に提案を募り、観光や商業、環境問題、農林水産業、ヘルスケアといった7つのテーマに沿ったプロジェクトの募集を行いました。その結果、10社のスタートアップのアイデアが採択されることになりました。
採択されたスタートアップ
以下に、採択された10社の事業アイデアを紹介します。
1.
株式会社イル - 健康寿命延伸に向けたプロジェクト。
2.
株式会社mBiRS - インフラ情報共有プラットフォームの実証。
3.
株式会社キャリアサバイバル - AIを活用したものづくりプラン。
4.
GREEN OFFSHORE株式会社 - スマート農業ソリューション。
5.
codeless technology株式会社 - DX化を通じた人手不足の解決。
6.
First Penguins株式会社 - 地域と学校をつなぐ新しい教育インフラ。
7.
株式会社フェイガー - バイオ炭の循環モデル構築。
8.
Blue Farm株式会社 - 脱炭素に向けた茶畑再生事業。
9.
Workauto株式会社 - インフラ管理の効率化。
10.
株式会社ONE TERASU - 視察を活用した地域課題解決事業。
これらのスタートアップは、それぞれユニークなアプローチで地域の様々な課題に取り組んでいます。今後の展開が非常に楽しみです。
今後の展開
実証実験は2025年12月から2026年2月の間に行われる予定であり、その結果については2026年3月19日に静岡市内で成果報告会が開かれます。このようなプロジェクトを通じて、静岡県がさらなる発展を遂げる事が期待されます。
地域パートナーとエコシステム
CO-LAB Shizuokaでは、地域の自治体や商工会、金融機関などが連携し、スタートアップとの共創を図っています。これにより、地域の課題を解決するだけでなく、新たなビジネスの創出にも寄与することを目指しています。
このプロジェクトを通じて、地域活性化と共に静岡県の新しい産業創出に繋がることが期待されています。