「ファミマギャラリー」が開くアートの扉
2025年6月、千葉県のファミリーマートで素晴らしい試みが進行します。「ファミマギャラリー」と題されたこのアート展は、障がいのある方々が描いた絵画を展示し、私たちの生活におけるアートの意義を再認識させてくれる機会です。主催は株式会社ファミリーマートと千葉県障害者芸術文化活動支援センター「うみのもり」。
この活動は、障がいのある方が創造性を発揮し社会参加を促進することを目的としています。これまでに全国各地での取り組みを経て、今回で10回目を迎えることができました。県内のファミリーマートで作品を巡回展示することで、地域の多くの人々に障がいへの理解を深めてもらう機会を提供します。
作品展示の重要性
今回のファミマギャラリーでは、千葉県で行われた公募展「あらゆるひとの表現 うみのもりの玉手箱4」の受賞作品が展示されます。注目すべき作品には、例えば土部零士さんの「Look at me」があります。彼はこの作品で、自身が成功を収めた喜びを表現しており、観る人に力強いメッセージを伝えることを目的としています。また、えっちゃんさんの「ゆめのメリーゴーランド」は、楽しい夢の世界を描き、多くの人にその美しさを楽しんでもらいたいと願っています。
見るだけではなく参加する楽しみ
ファミマギャラリーでは、観覧者が作者に感想やメッセージを送ることができる新しい取り組みも始まりました。展示されている作品のタイトルにはQRコードが添付されており、読み取ることで簡単に感想を送ることが可能です。このメッセージは作者にとって大きな励みとなり、観覧者と創作者とのつながりを深めるきっかけになることでしょう。
展示概要
展覧会は2025年6月27日から2026年2月28日まで実施され、松戸紙敷店をはじめとする千葉県内のファミリーマート店舗で順次展示されます。作品はすべて、千葉県障害者芸術文化活動支援センターによるもので、訪れる人々にアートの魅力を伝え、障がいのある方々の表現力を広めることを目指しています。
展示作品数は店舗によって異なる場合がありますが、初回展示の松戸紙敷店では、約1ヵ月間、13作品が展示される予定です。
文化芸術の普及を目指して
今回のファミマギャラリーは、千葉県が推進している「誰もが文化芸術に親しめる千葉」の理念に基づいています。障がいのある方々が表現活動を行うことはもちろん、一般の方々にもアートを身近に感じてもらうことが重要です。この取り組みを通じて、アートの楽しさや大切さを広め、地域の文化を一緒に育てていきたいと考えています。
私たちファミリーマートは、地域に寄り添い、一人ひとりにとってなくてはならない場所として、今後もこのような活動を積極的に展開していく所存です。皆さんもぜひ、ファミマギャラリーを訪れて、障がいのある方々のアート作品とその背後にある想いに触れてみてください。