米州事業の新たなリーダーシップ
2026年3月1日、株式会社ミスミグループ本社は米州事業であるMISUMI Americas Business Companyの新社長として、Fictiv共同創業者のDave Evansを任命することを発表しました。EvansはこれまでFictivのCEOとして、デジタル製造技術の発展に尽力してきました。今回の任命により、ミスミとFictivのシナジーを最大化し、次世代のものづくりプロセスのイノベーションを一層加速することを目指します。
次世代製造プロセスの革新
新体制の下、ミスミが提供する豊富なコンポーネントと、Fictivが構築したデジタル製造プラットフォームを結集し、試作から量産までの製造プロセスをこれまで以上に迅速かつ効率的に支援していく計画です。対象とするのは、FA(ファクトリーオートメーション)、ロボティクス、医療技術、次世代エアモビリティ、航空宇宙、アグリテック、そして気候技術など多岐にわたります。
Dave Evans氏は、ミスミが2025年6月に買収したFictivの共同創業者としても知られ、グローバル生産ネットワークの構築やクラウドベースの製造支援ツールの開発においてリーダーシップを発揮してきました。今後はFictivの経営を続けながら、MISUMI Americas Business Companyの社長として戦略とオペレーションの統合を進めていくことになります。
Evans氏のビジョン
Evans氏は、「米州の製造業は今、大きな変革期にあります」と語っています。「私たちがミスミとFictivを統合し、一つのデジタルプラットフォームを形成することで、AIとデジタル製造技術を最大限に活用し、標準部品や特注機械部品をより迅速に提供するための体制を整えていきます。このようにして、お客様がアイデアをよりスピーディーに製品に変換できる環境を実現します。」
デジタル製造の先駆け
Evans氏は、デジタル製造マーケットプレイスモデルを確立し、選定された製造パートナーからなるグローバルネットワークを形成してきました。また、特注機械部品の調達プロセスを劇的に簡素化するクラウドベースのツールの開発にも注力しており、これまでに商用および試作を含む4,000万点以上の部品製造を支援してきました。
現在、ミスミグループではITやAIを駆使して実現不可能だったビジネスやサービスを生み出す「デジタルモデルシフト」を進行中です。AIへの積極的な投資やFictivの知見を活用し、標準品・カスタム部品・量産部品・アセンブリ品等におけるさらなる革新を模索しています。
幅広い顧客への価値提供
お客様に対し、統合されたプラットフォームを通じて以下の価値を提供する予定です。
- - 数百万点のコンポーネントや標準部品の構成が可能
- - デジタル見積を通じた迅速な特注部品製造
- - AIを活用した製造性設計支援(DFM)
- - 厳格な品質管理による高精度な製造
- - スタートアップから大手OEMに対応する幅広いサポート
- - サプライチェーンの強化とイノベーションサイクルの加速
製造を更に速く、賢く、利用しやすいものにすることこそが、MISUMI Americas Business Companyの使命です。特にロボティクスや医療技術の分野で活躍するイノベーターにとって、高精度かつ迅速なパートナーとして存在することが求められています。MISUMI Americas Business Companyは、こうした期待に応える存在として、次世代の製造業を支える役割を果たします。