2050年カーボンニュートラルに向けた新たなエネルギーシステム研究の開始
株式会社Flying Duckと東京大学は、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて新たな共同研究をスタートさせました。エネルギー市場が激変する中、産業需要家に対してどのようなエネルギー契約・運用が最適なのかを探求するこのプロジェクトは、次世代の電力プラットフォームの構築を目指しています。この研究は、特に再生可能エネルギーの導入拡大を背景に、需給バランスの最適化を図るものです。
共同研究の背景と目的
2050年を見据えたカーボンニュートラル社会の実現は、エネルギー業界に大きな転換をもたらしています。特に、再生可能エネルギーの導入が急速に進む中、産業界では電力やガス市場の複雑化に対処することが重要となっています。本研究では、産業需要家が最適なエネルギー契約を選択し、効率的に運用するためのモデルを設計することを目的としています。
具体的には、
- - 未来の電力・ガス契約モデルの開発:再生可能エネルギーの導入拡大を見越し、効果的な契約の形を模索します。
- - 価格遷移のシナリオ分析:2050年に向けた電力市場価格の変動を複数のシナリオで精査します。
この研究は、2025年から2026年の間に進められ、東京大学の前 匡鴻助教とFlying Duckの代表取締役である八木 賢治郎が中心となり進行します。また、大学の学生たちもインターンとして参加し、将来の専門人材の育成にも注力します。
期待される成果
本研究は、特許取得済みのエネルギーシステムモデルを学術的な視点からさらに発展させ、産業需要家での電力運用の効率化を加速させることが期待されています。不確実性の高い市場においても、再生可能エネルギーの特性を考慮した精緻なシミュレーションを行うことで、コスト削減と環境価値の両立を図ります。
さらに、Flying Duckの実装力と東京大学の先端的知見を融合させることで、エネルギーの安定供給や価格の安定化の観点から、電力市場・ガス市場における契約モデルの新たな形を提示することを目指しています。
共同研究についてのコメント
前 匡鴻助教は、「2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、日本のものづくりを支えるためには、大口産業需要家におけるカーボンニュートラル化が重要な課題であり、再生可能エネルギーの有効利用を進める必要がある」と述べています。この研究の成功が、日本のエネルギーシステムの転換に寄与することが期待されています。
八木 賢治郎は、「この共同研究が、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要な示唆を生むものと考えている。学術的検証を経て、社会全体の最適化へとつなげていきたい」と意気込みを語りました。
会社紹介
株式会社Flying Duckは静岡県三島市に拠点を置き、エネルギー運用の最適化を目指す数理最適化技術を用いたシステム開発を行っています。エネルギーシステムの最適化から始まり、次世代エネルギー技術の研究開発に努め、今後も持続可能な社会の実現に貢献していく考えです。
採用情報
現在、Flying Duckでは新しい仲間を募集しています。クラウドエンジニアや数理最適化エンジニアをはじめ、多様な職種での採用を行っており、興味のある方はぜひカジュアル面談にお申し込みください。