アビリンピック2025静岡大会での感動の瞬間
2025年7月12日、静岡県で開催される「アビリンピック2025静岡大会」(令和7年度静岡県障害者技能競技大会)において、ポラテック富士株式会社の武田 禎行さんが最優秀賞を受賞しました。この大会は静岡県と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部が主催し、障害者の技術を競い合う重要なイベントです。
最優秀賞の意義
武田さんは「データベース」競技に参加しての受賞です。ポラテック富士からの最優秀賞の受賞は初めての快挙であり、他の参加者にとっても大きな刺激となりました。彼は、10月17日から19日にかけて愛知県で行われる全国アビリンピックに静岡県代表として出場する予定です。この全国大会でも、その実力を存分に発揮してくれることでしょう。
ポラテック富士の取り組み
ポラテック富士株式会社は、特例子会社及び関連会社を含むポラスグループ全27社で、2024年度の障がい者雇用率が3.0%という高い水準を維持しています。この数字は、厚生労働省が規定している法定雇用率(2023年度は2.3%、2024年度は2.5%、2025年度以降は2.5%)を上回るものです。今後も、障害のある方々が働きやすい環境を整え、能力を伸ばすことができる職場づくりに尽力しています。
アビリンピックとは
「アビリンピック」とは、障害者技能競技大会の愛称であり、「アビリティ(能力)」と「オリンピック」を組み合わせた言葉です。障がいのある方々がそれぞれの技能を競い合い、技術向上を図ることを目的としています。このイベントは、企業や一般社会に対する障害者への理解を深め、雇用促進につなげるための非常に重要な場となっています。
武田さんのコメント
武田さんは、「自分にとっては6年ぶり、さらには当社に勤めてから初めての最優秀賞を受賞できて大変嬉しい」と語ります。今年は昨年の悔しさを晴らすため、5月から過去の問題に取り組むなど、丹念に練習を重ねてきました。今年の課題は「名簿管理システム」の構築で、昨年よりも難易度が上がったとのことでした。しかし、中盤までは順調に解答を進めることができたものの、終盤に時間をかけすぎてしまい、全設問に解答することができなかったことが心残りだそうです。
全国大会では、さらに能力を磨き、一歩でも上の評価を目指すと誓っていました。これからの彼の活躍に、私たちも期待が高まります。
公式情報
アビリンピック静岡大会2025の詳細は、
公式ホームページを訪れてご確認ください。アビリンピックの理念や競技内容、出場資格など、詳細な情報が掲載されています。頑張れ、武田さん!