次世代コンビニ『min•naka』が顔認証システム導入で安全性向上

次世代型コンビニ『min•naka』が誕生

最近、東京都豊島区に新たにオープンした次世代型コンビニ『min•naka東池袋2丁目店』が多くの注目を集めています。この新しい店舗は、『令和の虎』の井口智明社長が監修し、「こども食堂」を併設したユニークなコンセプトが特徴です。物価高や税金の増加によってコンビニ利用が難しくなっている中で、気軽に立ち寄れる場所を目指しています。

『min•naka』の設立背景と目的

『min•naka』は、ただのコンビニではありません。安くて安全な食品を提供するだけでなく、支援が必要な家庭のための「こども食堂」も併設し、地域社会への貢献を目指しています。近年、経済的な理由で食事に困る家庭が増加している現状に対し、井口社長は「安価かつ質の高い食事が提供できる場を作りたい」との思いから、この新しい形のコンビニの構想を実現しました。

導入された顔認証システム「FACE-SYSTEM」

この店舗で特に注目すべき点は、最新の顔認証システム「FACE-SYSTEM」が導入されていることです。このシステムは、3つの異なる機能を持つことで、無人店舗の運営をより安全かつスムーズに行えるようサポートしています。

1. F-DOOR（セキュリティゲート型）

この機能はウォークスルー型の顔認証ゲートを利用し、ユーザーが立ち止まることなくスムーズに入店できます。入店時に顔写真を撮影し、不審者の特定やトラブルの対応が強化されます。また、ブラックリストを管理することで、不正入店を未然に防ぐことも可能です。

2. F-POS（購買データ分析）

このシステムは、顧客の購買履歴と顔認証を関連付けることで、個々の購買傾向を把握します。さらに、来店頻度や購買動向を分析し、最適なマーケティング施策を提案できるため、効率的な販促活動が実現されるのです。

3. F-BOX（年齢確認用ストッカー）

お酒やタバコなどの年齢制限がある商品を扱う際には、事前に公式LINEで年齢確認を行うことができます。この機能により、無人時間帯でも安全に年齢確認が行えるため、スタッフが不在でも商品提供が可能です。

顔認証システムの導入効果

『min•naka』では、この3つの機能を通じてさまざまなメリットを提供しています。まず、スムーズな入店体験が実現し、顧客はストレスなく買い物を楽しむことができます。また、防犯面でも強化されており、ブラックリスト管理により不審者の入店を防ぎます。

更に、データを活用したマーケティング施策により、来店者に応じた最適な商品配置も可能となります。無人店舗の新たなモデルとなる『min•naka』の取り組みは、未来の店舗運営のあり方を示唆しています。

井口社長のコメント

井口智明社長は、「想像以上の高級感があり、操作性も良好で、スムーズな入店体験が実現できることに感動した。」と語っています。顔認証による管理だけでなく、来店データの活用によるマーケティングにも大きな期待を寄せています。株式会社SBTCASの代表、松本恒彦氏も「弊社の顔認証システムが採用されたことは大変光栄です。今後、無人店舗の新たな可能性を追求し、導入店舗の拡大を目指します」と述べています。