株式会社山口製作所のリブランディング
静岡県沼津市に本社を構える株式会社山口製作所は、創業75周年を迎えるこの節目の年に、リブランディングを実施しました。新たなロゴや企業カラーの変更を行っただけでなく、企業としての存在意義、ビジョン、提供する価値、価値観を再定義し、これからの方向性を明確にしました。
リブランディングの背景
現在、自動車業界は『100年に一度の変革期を迎えている』と声が高まっています。このような時代の中で、山口製作所は自身の存在意義を見つめ直し、進むべき方向を定める必要があると感じました。これまで同社は、グローバル市場への進出や新たな製品分野の開発、製造技術の進化といった多様な挑戦を行ってきました。しかし、今後は局所的な改善ではなく、企業全体の明確な指針が求められると考え、リブランディングに踏み切ったのです。
代表取締役社長の山口聖三氏は、リブランディングが「ヒトの可能性を引き出し、モノ・コトづくりで豊かな未来をつくり出す」という自社の存在意義を再確認するためでもあると語っています。
新しいブランドコンセプト
同社はリブランディングを通じて、以下の4つの柱を核にした新たなブランドコンセプトを策定しました:
1.
存在意義(Purpose)
- ヒトの可能性を引き出し、モノ・コトづくりで豊かな未来を作ります。
2.
ビジョン(Vision)
- 時代の変化に適応し、挑戦し続ける企業を目指します。
3.
提供価値(Core Value)
- 常識にとらわれない組み合わせで、超・付加価値を提供します。
4.
価値観(Shared Values)
- 誠実さの構築、迅速な行動、共同作業の推進、成果の追求。
これらの柱が、新たな指針として今後の活動を支えます。
新ロゴと企業カラー
新ロゴは、山口製作所のルーツであるネジの製造を象徴したデザインとなっています。ロゴは、頭文字「Y」を基に構築され、ネジの駆動部をモチーフにしています。これは、ものづくりの原点と企業のアイデンティティを示しており、120度の角度で3つの線が形成されることで「ヒトづくり」「モノづくり」「コトづくり」を表現しています。
企業カラーには、誠実さと信頼を象徴する「YAMAGUCHIブルー」と、未来へ向かう挑戦を示す「ライトイエロー」の組み合わせが採用されました。これにより、歴史を受け継ぎつつも柔軟に変化に対応する姿勢を示しています。
今後の展望
山口製作所は、リブランディングを通じて新たな可能性を追求し、常に挑戦する姿勢を持ち続けることを誓っています。社長の山口氏は、「社員一丸となって新たな価値を創造し、時代をリードするロールモデルとなることを目指しています」とメッセージを寄せています。
今後も山口製作所から目が離せない状況です。この機会にその成長を見守り、応援していきたいと思います。
詳細な情報
リブランディングに関する具体的な内容や、プロジェクトの詳細は、山口製作所のnoteや公式サイトをご覧ください。