新素材がもたらす転倒対策の革新
2025年5月、東京ビックサイトで開催される「SusHi Tech Tokyo 2025」にて、株式会社Magic Shieldsが展開する次世代衝撃吸収マット「ころやわ®」が披露されます。このアイデアは、まさに日本の忍者に秘められた技術を現代に応用させたもの。転倒時にのみ柔らかくなるこのマットは、衝撃を和らげることで高齢者をはじめとする多くの人々の安全を守ります。
「ころやわ®」は、3Dプリンタを駆使し、700種類以上の試作を経て完成した優れたメカニカル・メタマテリアルです。この素材は、日常的には硬いままでありながら、衝撃を受けた瞬間に柔軟に変わり、骨折や怪我のリスクを減少させるというユニークな特性を持っています。特に高齢化社会において、転倒による骨折は深刻な問題となっており、「ころやわ®」の導入はその解決に向けた大きな一歩となるでしょう。
驚愕のダンスパフォーマンスが実現
展示ブースでは、実際に「ころやわ®」を体感できる機会が用意されており、さらに忍者姿の「くノ一(くのいち)ダンサーズ」による、転倒防止をテーマにした圧巻のダンスパフォーマンスも実施されます。このパフォーマンスは、一般の来場者でも予約なしで観覧可能で、ダンスを通じて「転んでも痛くない!」というメッセージを発信します。日程は2025年5月10日の予定で、ダンス実演は11:00、13:00、14:00、15:00、16:00に行われます。
転倒骨折の現状と「ころやわ®」の意義
日本では、毎年約100万人が転倒骨折に悩まされており、その数は年々増加しています。高齢者が転倒した際のリスクは特に高く、骨折が重篤な健康問題へとつながることもあります。「ころやわ®」の利用によって、転倒による怪我のリスクを大幅に軽減し、医療費や介護費の削減に貢献することが期待されています。現時点での推計によれば、日本における転倒骨折による医療費は年間約2兆円に上ると言われており、この問題の解決は社会的な大きな意義を持つのです。
さらに、「ころやわ®」は2024年よりセンサーを搭載した製品が展開予定で、転倒そのものを防止するためのソリューションとしても注目されています。家庭や高齢者施設、保育施設、病院など、転倒対策が求められる多くの現場で、このマットの存在は大きな力となるでしょう。
代表の思い
株式会社Magic Shieldsの代表取締役である下村明司氏は、元ヤマハ発動機でモータースポーツのエンジニアとして数々の安全性強化に努めてきました。安全を追求する中で生まれた「ころやわ®」は、彼の研究が凝縮された成果です。これまでにない「ひとを守る」技術として、転倒による骨折のリスクを軽減します。
まとめ
静岡県浜松市に本社を置くMagic Shieldsは、新素材「ころやわ®」を通じて未来の安全な社会を築くことを目指しています。最新のテクノロジーを駆使した「ころやわ®」をぜひ、その目で確かめてみてください。さらに、ダンスパフォーマンスや実演でこのマットに触れてみることで、転倒に対する理解を深めていただければと思います。私たちの安全で楽しい未来を共に築いていきましょう!