静岡の新たな自動搬送ソリューションに期待
静岡県磐田市の株式会社eve autonomy(イヴ・オートノミー)が、事業拡大に向けた資金調達に成功しました。静岡銀行と日本政策金融公庫からの協調融資により、総額15億円を確保。この資金は、同社が展開する無人搬送サービス「eve auto®」の強化とさらなる市場開拓に向けられます。この新たな取り組みは、同社のビジョンである「すべての『働く』に彩りを加える」という理念のもと、人々がより豊かで充実した生活を送るための手助けとなるでしょう。
進化する無人搬送サービス
eve autonomyの無人搬送サービス「eve auto®」は、2022年11月に公式にサービスを開始しました。3年目に突入した同サービスは、工場や物流施設向けに特化した屋外での自動搬送を実現しています。屋外環境での運用には、段差や坂道、そして雨や日照といった厳しい条件に対応する必要がありますが、eve autoはその課題に立ち向かっています。
このサービスは、高い信頼性を誇るEVカートと先進の自動運転技術を組み合わせており、昼夜を問わず、工場などの敷地内で無人搬送を行うことができるのです。そのため、24時間体制での運用が求められる現場でも対応可能です。現在、全国で約50の拠点で80台以上が稼働しており、急速にその利用範囲を拡大しています。
今回の資金調達の背景
今回の資金調達において、静岡銀行と日本政策金融公庫からの融資は、これまでに行われたヤマハ発動機やティアフォーとの共同出資を受けて進められています。目指すは2030年までに、稼働台数を1000台にまで拡大することです。この目標達成に向けての車両購入や新製品の開発、国内外での市場開拓が進められます。
未来志向のビジョン
eve autonomyは、単なる無人搬送サービスの提供にとどまらず、社会課題の解決を担う企業としての成長を目指しています。彼らのビジョンは多岐にわたります。「愛ある者であれ」という価値観のもと、人間らしいアプローチで事業を展開し、持続可能な未来の土台を築くことに注力しています。
これからもeve autonomyは「運ぶ」をアップデートし、新しいワークスタイルの創出に貢献し続けることでしょう。成長を続ける同社の今後の展望にぜひご注目ください。
公式サイトはこちらで最新情報を確認できます。この魅力のあるプロジェクトが、静岡だけでなく全国に広がることを期待しています。