高校生が考える食料生産の未来—クミアイ化学の食育プログラム

高校生が考える食料生産の未来

最近、クミアイ化学が高校生向けに実施した食育プログラムが話題となっています。このプログラムは、食料生産や農業に関連する問題について、高校生たちが深く考えるきっかけを提供することを目的としています。実施期間は2024年6月から11月にかけてで、全98グループから433名の高校生が参加し、その中から優秀なレポートが選出されました。

入賞した高校生たちの活躍

2025年2月4日には、優秀賞を受賞したグループのメンバーを招待し、クミアイ化学の研究所で表彰式が行われました。このイベントでは、受賞者たちは会社の紹介や所内見学、質疑応答を通じてクミアイ化学の活動を学ぶ貴重な時間を過ごしました。

参加した高校生たちは、農薬についての理解を深めるために多くの質問を投げかけ、活発な意見交換が行われました。この交流は、単に企業を知るだけではなく、食料生産に対する彼らの意識をより高めるものとなりました。

食料や農業に対する意識の変化

このプログラムに参加した高校生の意見を聞くと、その後の意識の変化が伝わってきます。多くの生徒が、普段は考えることのない「農薬」というテーマについて深く考える機会を持ったことで、農業や食料生産に対する見方が変わったと報告しています。例えば、農薬の必要性や、その安全性についての知識が深まったことが、彼らの間で広がりました。

また、「もし農薬が世界から無くなったらどうなるのか？」というテーマでのディスカッションは、参加者自身が食料問題を身近に感じることを促しました。実際に生産地を訪問したことがある生徒たちは、農業生産の現場での知識を直接得ることで、よりリアルな視点を持つようになったようです。

未来の食料問題を考える重要性

世界の人口が増え、食料の需要が高まる中、地球規模での食料問題は避けて通れません。気候変動や地政学的なリスクが高まる中で、一人ひとりが食について考え、行動することが求められる時代になっています。クミアイ化学では、こうした食育に関する取り組みを通じて、安全で豊かな社会の実現に向けた貢献を続けていく方針です。