静岡銀行がウフルと連携し、非対面チャネルを強化
最近、静岡銀行が株式会社ウフルの支援を受けて、顧客接点の強化に成功しました。これは、Salesforceを活用したプロジェクトで、顧客体験の向上と業務の効率化を目的としています。デジタル化の進展に伴い、従来の店舗訪問が減少する中で、静岡銀行は非対面でのサービス提供の強化に注力しています。
デジタル化の背景と課題
静岡銀行では、デジタル化が進む現代のニーズに応えるため、スマートフォンを潜在的な顧客接点と位置付け、非対面チャネルの充実に取り組んでいます。ところが、リニューアルを目指すホームページは、従来の設計ではスマートフォンに最適化されておらず、情報が混在していることが課題となっていました。また、オンプレミス環境への依存から、システム改修にかかるコストや時間も大きな障害でした。
そんな中、ウフルが提供するSalesforce Experience Cloudの導入が決定しました。これにより、モバイルファーストの設計が施され、顧客の使いやすさが大きく向上するとともに、オンラインでの本人確認サービス(eKYC)との連携が実現されました。これにより、口座開設や手続きがより安全かつ便利に行えるようになりました。
実現した利便性と効率性
このプロジェクトの実施を通じて、顧客はスマートフォンから簡単に口座開設の申し込みができ、進捗状況をリアルタイムで確認できます。さらに、キャッシュカードが届く前でも口座番号を把握することが可能になり、大いに利便性が向上しました。
一方で、クラウド基盤への移行により、情報の一元管理が可能となり、顧客からの問い合わせにも迅速に対応できる環境が整いました。また、申込情報を即時に確認・分析できるようになり、マーケティング施策の改善スピードも大幅に向上しました。
静岡銀行のデジタルチャネル営業企画グループの乾哲也氏は、「Salesforceを活用して、さらなる新サービスや顧客体験の向上を目指していきます」と語ります。この言葉からも、今後のさらなる発展への期待が感じられます。
ウフルの取り組み
ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」という理念のもと、様々な業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を行っています。今後も多岐にわたる業界に対してDXの支援を続け、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させていく予定です。
このように、静岡銀行とウフルの連携によるプロジェクトは、単なる顧客の利便性向上だけでなく、業務全体の効率化にも貢献しており、今後の動向にも注目です。
- - 参考文献:Experience Cloudで複数のWeb申込フォームを短期間で刷新し、利便性・セキュリティ向上を実現(ウフル公式サイト)