宮城で考える特別支援教育の未来
特別支援学校を卒業した後の学びの選択肢について考える講演会が、2025年7月27日(日)、仙台市の「のびすく泉中央ホール」で開催されます。このイベントは「宮城に学びの場を拡げる会」が主催し、地域の活動団体と共催で行われます。
講演会の意義
この講演会は、特に特別支援学校高等部を卒業した若者に焦点を当てており、彼らが卒業後に直面する現実を共有し、今後の学びの場の在り方を探る機会となります。特に、県内では卒業した約90%の生徒がすぐに就労に進むという現状がありますが、実際には「もっと学びたい」「地域とのつながりを大切にしたい」という切実な声があります。
開催当日は、過去にいずみ高等支援学校専攻科を卒業されたお子様のご家族が参加し、パネルディスカッションを通じて、具体的なエピソードや思いを共有します。これにより、参加者全員が意見を交え、未来の学びの選択肢についての理解を深めるチャンスです。
海外の成功事例
最近では、海外で障害のある人が学び続けるためのコミュニティカレッジやインクルーシブなキャンパスが広がっていますが、日本ではまだ選択肢が少ないのが現状です。この講演会はそのような現状を打破し、宮城における新しい学びの形を模索するための第一歩として位置づけられています。
主催者の願い
代表理事の長谷川正人氏は、特別支援学校卒業後の若者たちがより多くの選択肢を持てるようになり、社会の中でイキイキと生活できることを願っています。彼自身、知的障害のある娘を持つ中で、より良い環境を提供するための活動に力を注いできました。実際に、東京都や千葉県など全国で「福祉型カレッジ」を立ち上げ、多くの障害者が学び・成長する機会を広げています。このような経験を基に、宮城でも同じような環境を築いていけることを願っています。
イベント詳細
- - 日時: 2025年7月27日(日)13:30~15:30(開場13:00)
- - 会場: のびすく泉中央ホール
- - 参加費: 無料
- - 定員: 200名
- - 主催: 宮城に学びの場を拡げる会
- - お問い合わせ: [email protected]
現在、8割以上の定員が埋まっているため、参加希望の方は早めのお申し込みをお勧めします。
知的障害のある人が自分らしさを大切にしながら学べる未来を目指し、共に考える機会にぜひご参加ください。
メディア関係者へ
本イベントおよび「みらいカレッジ」の取り組みについての取材や掲載を歓迎します。お気軽にお問い合わせください。
一般社団法人未来への架け橋
ホームページ