しずスタSUMMIT2025
2025-07-04 14:45:36

静岡県の起業文化を育む「しずスタSUMMIT2025」開催レポート

「しずスタSUMMIT2025」について



2024年4月に設立された一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)は、静岡県内のスタートアップ企業の支援や起業文化の発展を目指しています。そして、設立1周年を記念して、2025年6月19日に静岡市で「しずスタSUMMIT2025」を開催しました。このイベントには、約150名を超える起業家、投資家、行政関係者、さらにオンライン視聴者も参加し、静岡のスタートアップエコシステムの現状と未来について真剣に考える機会となりました。

多様な視点から議論されたスタートアップの未来



イベントの開会では、SVSA代表理事の篠原豊さんが、静岡が持つ「挑戦の地」という特性を再度強調しました。彼は、この1年間の取り組みについて振り返り、ネットワーキングや資金調達の支援活動が実を結びつつあると報告しました。静岡の新たなスタートアップ文化が根付く様子が伝わってきました。

続くオープニングセッションでは、株式会社トヨコーの代表取締役CEO 豊澤一晃氏が登壇。彼は、自社のコア技術「CoolLaser」を用いて静岡からIPOを達成した経験をもとに、地方から世界に挑戦する意義や、事業を持続的に成長させるために必要な視点を熱心に語りました。

その後のパネルディスカッションでは、地方スタートアップの可能性に焦点が当てられ、株式会社MTG Venturesの松渕祐也氏や、株式会社Ddelight Vventuresの坂田卓也氏、OASIS FUNDの橋田一秀氏が意見を交わしました。地域課題には大きな価値が存在し、グローバル展開の戦略が必要であると共通の認識が広がりました。

行政担当者が示した先進都市の支援戦略



愛知県や仙台市から招かれた行政担当者たちが、先進都市の支援戦略について語るセッションでは、多くの関心が寄せられました。静岡が次のステージへ進むために参考にすべきヒントが多く示され、参加者たちの戦略を考える上で有意義な情報が提供されました。

スタートアップピッチの熱気



イベントの後半では、選抜されたスタートアップおよびアトツギ企業が自らのビジネスモデルを短時間でアピールするスタートアップ・アトツギピッチが行われました。各社の個性的なアイデアが次々と紹介され、現場の投資家や事業関係者から多くの関心を集めました。これにより、今後の協業の可能性も広がっていくことでしょう。

静岡の未来を考えた対談セッション



イベントのクライマックスとして、静岡県知事 鈴木康友氏と静岡市長 難波喬司氏の対談が行われました。SVSAの篠原理事長がモデレーターを務め、「スタートアップ先進県・静岡」を実現するためのビジョンや政策の展望について熱く語り合いました。

このイベントは、多様なステークホルダーが一堂に会し、静岡の起業環境に関する貴重な情報交換の場となりました。参加者からは、各自のビジョンを次のステップに進めるための刺激を得たとの声が寄せられました。

SVSAの今後の取り組み



静岡ベンチャースタートアップ協会は、今後も地域の起業家と支援者をつなげるネットワークの構築、資金調達の支援、経営ノウハウの共有などを通じて、静岡県のスタートアップエコシステムのさらなる進化を目指していきます。これからも多くの新しい挑戦が期待されます。


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