山梨の小学生が海の魅力を体感するバスツアー
2025年7月13日、山梨県に住む小学5、6年生56名が参加し、「駿河湾 焼津・沼津 海の魅力体感バスツアー」が開催されました。このイベントは、海の魅力を知り、環境問題について考えるきっかけを提供することを目的としています。
イベントの開催内容
バスツアーは焼津市コースと沼津市コースに分かれ、それぞれの地域で特色ある体験を行いました。焼津市では鰹節の製造工程を見学し、業者から説明を受けることができました。焼津にある老舗の「トマル水産」では、カツオのさばき方を見学し、実際に削りたての鰹節を味わうことができました。参加者からは「カツオの藁焼きを体験して美味しかった」との声が上がり、笑顔が広がりました。
魚の香ばしい仕上がりに歓声
焼津さかなセンターでは、カツオの藁焼きを体験しました。強力な火力で表面を焼いたカツオは、香ばしい香りに包まれました。この時、参加者たちは真剣に焼き方に取り組み、試食後には「普段魚を食べないが、美味しい」と、その味に感動していました。
環境保護活動の重要性
次に深層水ミュージアムで、駿河湾の生き物や環境問題について学びました。マリンスイーパーの土井佑太さんからの講演では、海洋環境を守るために行動する重要性について熱く語られました。参加者たちは自分たちの生活が海にどのような影響を与えているのかを考える機会となり、「ポイ捨てをしない」との意識が高まりました。
沼津市での塩作り体験
沼津市ではNPO法人戸田塩の会が復活させた伝統的な塩作りを見学しました。参加者は実際に塩の結晶をすくい上げ、その美しさに感心しました。子どもたちは、おにぎりに自分たちで作った塩をかけて試食し、「この塩は甘みがあって美味しい」と、その味わいに驚いていました。
清掃活動で環境意識を高める
御浜海水浴場では、参加者たちが清掃活動を実施しました。海辺の美しい環境を守るため、自分たちができる行動を学びました。プラスチックごみや釣りの道具など、思わぬゴミが見つかり、参加者たちは「環境保護が重要だ」との思いを強くしました。
海の魅力を伝えるラジオ放送
このバスツアーは、YBSラジオでの生放送とも連携し、参加者たちの声を全国に届けました。さまざまなテーマで話し合われ、海の魅力や環境問題への意識が高まる内容となっていました。参加した子どもたちの感想や思いも伝えられ、多くのリスナーに海の重要性を伝えました。
未来へつなぐ海の大切さ
今回のバスツアーは、海と山梨のつながりを再認識させる素晴らしい機会となりました。海と生活が密接に関わっていることを学び、参加者たちはこれからの行動に生かしていく決意を新たにしました。次世代へ海の魅力と美しさを伝えるため、今回の経験を大切にしてほしいと思います。
一般社団法人「海と日本プロジェクトinやまなし」は、今後もこのような活動を通じて、地域の子どもたちと海のつながりを深めていくことでしょう。